能登ボランティア④
人はなぜ、海を見ると心が昂るのか。
あと、炎も。
たぶん、精神学的に人間の本能のパルスがなんとかとかと関係するのだろうが、そんなことはさておき。
と、金沢から能登のベースキャンプに向かうバスの中からずーっと広がる海を見たときに思ったんだけど。
あれはたぶん、日本海。
間違ってたら、ごめんね。
まぁいいや、本題へ。
なんかね、少しでもいつも通りの感じで書き始めないとちょっと書けないなっていうくらい、なかなかな現実がありました。
金沢に着いて、予定では1時間半くらいバスまでの時間があったのでまずお昼を食べてそれから現地で必要な食料を買い込んで、って思ってたんだけど。
いつものように詰めが甘くて、金沢に着いてバスの場所を確認したらその時に「あと30分で最終です」と言われてしまったのだ。
まいったな。
と、とにかく何か食べなければとおにぎり屋さんでおにぎりを2個、駅弁が売ってたのでそこで駅弁を2個、コンビニで「カップラーメン3個、ペヤング1個、ドーナッツ3個、チョコレート1袋、ポテトチップス1袋、お水2本」を買い込み、バス停近くのベンチでおにぎりを急いで食べてなんとかバスに乗り込むことができたよ。
それでバスの中でふと思ったんだけど、金沢駅周辺はとても賑わっていました。
海外からの方も多く見かけたし、目につく限り震災の影響(建物や道路の崩壊など)は感じられなかったです。
それが。
金沢駅からベースキャンプまで約2時間半かかるんだけど、1時間過ぎたくらいかな、そうだ、最初に書いた延々と続く海沿いの道が終わって少しずつ山の中に入っていった頃。
ちょっとずつ「傾いている、完全に倒壊している建物」、や「陥没したり凸凹が多い道路」、を目にするようになってきて、同時に「瓦屋根と窓ガラスが崩れたり割れたりしてるところに被せてあるブルーシート」がやたらと目立つようになってきたんだよね。
・・・・これは、見たことがある光景だ。
2011年の3月後半から5月にかけて何回も往復した福島の飯舘村とか双葉町と同じなの。
1月1日の発災から約半年。
もちろん、地形の問題とか過疎の問題とか、復興が遅れてしまった理由があるのは理解しているんだけれども。
実際に目の当たりにすると、なかなか、ね。
また後日詳細を書こうと思ってるんだけど、ベースキャンプの受付をしていた方(この方も被災者で今は避難所から通っている)にいろいろと話を聞いたら、明日から行く珠洲や輪島の現状はもっと深刻らしい。
とは言っても、オレまで深刻になってしまってもしょうがないので、ここはしっかりと切り替えて、また明日からの活動を全うしようと思います。
あ、あとベースキャンプの詳細も後程。
それでは、また。
オオタキ
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