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八戸ポータルミュージアムはっち 杉原信幸・中村綾花『えんぶりえぼし ゑぶりすり』展

ただいま新型ウイルス対策に付き閉館中のはっちですが、電話での申し込みによって観ることができます。3月9日(水)〜13日(日)

八戸ポータルミュージアムはっちで開催中の杉原信幸・中村綾花『えんぶりえぼし ゑぶりすり』展は、はっちの5階分を貫く巨大な烏帽子が作品として作られています。

4階から観た一番上の部分。八戸市民の方から寄贈された帯の錦。どれだけ幸福な瞬間にその方々がこの帯を纏っていたかを思わせる、強いエネルギーに満ちた作品。

天才的なパッチワークによる色合わせ。荘厳な一つの塔に似た。

八戸えんぶりは800年続く歴史の中、新型ウイルスにより今年、やむを得ず中止されました。その悲しみを振り払うような。えんぶりへの尊敬と親愛が作品に溢れている。

巨大烏帽子の入り口には、市民の方々による刺し子が。八戸の女性たちの思い。一刺し、一刺しが熱い思いになって伝わってくる。

作品に心打たれる、というのは、
美術のファンにとって、
一番嬉しいこと。
これがあるから、また美術館に行こうという気持ちになるんですよね。

山田スイッチ


〜以下、杉原信幸・中村綾花さんによる紹介より、一部抜粋〜

「農耕以前の鮭が大いなる恵みであった縄文時代から、えんぶりを見つめると鮭との繋がりが見えてくるような気がします。2つのえぼしを被ったパフォーマンスを3月13日に予定しています。あわせて行うトークイベントで、縄文とえんぶりについて話す予定です。

パフォーマンスで使う衣装や祭具などは、南部町植構集落で使われなくなったものをお借りして今回展示させていただいています。また、えんぶりの練習を見学させて頂いた福田上えんぶり組さんの拍子を会場に流させていただいています。

八戸のえんぶりをリサーチして、制作した経験は私たちに本当に大きな出会いを与えてくれました。着物を提供してくださった方、ワークショップに参加いただいた方、八戸のみなさまありがとうございます。

八戸のはっちは青森県からの要請を受け、新型ウイルス感染防止対策として、現在臨時休館中ですが、3月9日から13日だけ予約制で作品を公開できることになりました。

八戸の方々に提供していただいた色とりどりのうつくしい着物たちが縫い合わさって、はっちのまんなかでまだ冷たい春風にゆられながらたつ姿をぜひ見にいらしてください。

3月13日は14:30から、制作した2つのえぼしを被ってパフォーマンスを行います。

滞在中に幾度も見学させていただいた福田上えんぶり組さんの素晴らしい拍子、そして舞踏家の雪雄子さんも参加してくださる予定です。

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※着物を提供してくださった方は、招待枠で入れるので、予約の際に伝えてください。

3月9日(水)〜13日(日)
★各時間枠5名程度とさせていただきます
①10:00〜10:30/②10:30〜11:00/③11:00〜11:30/④11:30〜12:00
⑤13:00〜13:30/⑥13:30〜14:00/⑦14:00〜14:30/⑧14:30〜15:00

※予約は希望日の前日17時までにご連絡ください。
※3月13日(日)は14時までとなります。ご注意ください。

場所:八戸ポータブルミュージアムはっち・1階 はっちコート

パフォーマンス & トーク
リサーチから創作したパフォーマンスとトークイベントを行います。
出演:杉原信幸、中村綾花、雪雄子、戸来元、福田上えんぶり組拍子方(予定)

日時:3月13日(日)14:30〜15:30(入館は14:00から可能)
定員:20名
※イベントの前後に作品鑑賞可能です。別途鑑賞時間のご予約は不要です。
参加費無料
場所:1階 はっちコート前

【料  金】無料(展示観覧・パフォーマンス&トーク)

【申込方法】電話にて 0178-22-8228 *はっちインフォメーション ※3/8休館日

※展示、イベントともに感染症対策を施した上で開催します。
はっちHP
https://hacchi.jp/programs2/enburieboshi/index.html

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