令和2年9月文教委員会 行政報告で皆様にお伝えしたいことと9/14に報道発表された、市内市立小学校在籍児童が新型コロナウイルスに感染していることが判明した件についての続報(学級閉鎖の間の学習保障について)

三鷹市議会議員の山田さとみでございます。

令和2年9月の文教委員会 行政報告で皆様にお伝えしたいことと9/14に報道発表された、市内市立小学校在籍児童が新型コロナウイルスに感染していることが判明した件についての続報(学級閉鎖の間の学習保障について)についてお伝え致します。

まずは文教委員会での行政報告で皆様にお伝えしたいことについてお知らせします。

1.児童・生徒1人1台タブレット端末の整備について

①令和3年1月より三鷹市立小・中学校の児童・生徒に対し、1人1台、タブレットが整備されますが選定機種はAppleのiPadとなる見通しです。

②東京都の補助制度を活用し、各学園に「端末導入支援員」が配置され、教員への端末の操作等の支援を行います。(以前1人1台タブレットを導入している自治体に視察に行かせていただきましたが、最初は教員も児童・生徒も端末の操作に慣れていないため、「端末導入支援員」がいることで円滑な授業を進めることができたと聞いています。本予算は現在開会中の議会の議案となっています。)

2.1学期中における学校給食費の一部公費負担について

・新型コロナウイルス感染症の影響による家計への負担を軽減するため、1学期中における学校給食費の2分の1の額を公費負担(税金で負担)とし、9月末までに各小・中学校口座を経由して保護者に返還します。

3.就学援助の対象者の拡充

就学援助の認定基準を満たさない場合においても新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う休業や解雇等により収入状況が急変した世帯が就学援助の対象になるよう要件の緩和を行い、8月に保護者向けに周知し8月末に締め切った分は9月中旬に保護者あてに認定の可否を通知し、認定者に対して10月上旬までに就学援助費を支給します。9月以降も受け付けは行っています。詳しくはこちらをご覧ください。

4.宿泊を伴う行事における感染症対策

①自然教室に関しては日程を短縮し、学園内2校の合同実施を各校で実施に。現在、10・11月に実施を予定している小学校では学校ごとに保護者説明会を実施している。

保護者よりご相談があったので、保護者会をリモート、もしくは動画を後で確認できるよう柔軟に市内全校で行っていただけるよう要望したところ、この件について校長会にて話していただけることになりました。(一部の学校では実施)

③修学旅行は全中学校にて2・3月に延期。

④自然教室と修学旅行で利用するバスについては3密回避のため観光バスの借り上げ台数を増やし乗車人数を減らす。

④心配で欠席した場合は欠席扱いにならないことを確認しました。

5.学校再開後の教育活動の支援

・学校再開後における感染症予防策の実施にあたり、教員の負担が増大しているため、東京都の補助金を活用し教育活動支援員を拡充配置。

6.小・中学校における感染症防止対策等への支援

・感染リスクを最小限にしながら、児童・生徒の学びの保障するための物品の購入支援。(アクリル板、自動水道栓、網戸等)

7.ジェイコムでの教育コンテンツの放映

夏休み中の児童・生徒の規則正しい生活をねらいとして放映された授業の動画です。こちらの三鷹市の公式動画チャンネルでご覧いただけます。今後市内の教員が授業の動画を作成する上での参考にもなっているとのことです。

次に、9/14に報道発表された、市内市立小学校在籍児童が新型コロナウイルスに感染していることが判明した件についての続報(学級閉鎖の間の学習保障について)お伝えします。

9/3の一般質問で、インフルエンザや新型コロナウイルスによる学級閉鎖(休業)の期間の学習保障について質問したところですが、この度のケースで教育委員会や学校はどのように学級閉鎖の間の学習保障について動いて下さったのかヒアリングしました。

金曜日に児童の陽性が判明した後、土・日曜日の間で教育委員会と学校が協力し、当該クラスの学級閉鎖期間中の学習保障として、月曜日からZOOMを活用した学習保障を実施するため、環境が整っていない児童のためにパソコンやWIFIルーターを配備。可能な範囲で今週月曜日から金曜日までリモートでの学習保障を実施しています。

私が一般質問を準備している段階(8月)の調査では、ZOOM等を活用した双方向型の授業は難しい感触でしたので、反転学習の提案にとどめましたが、この度、急な対応にも関わらず、まさかここまでして頂けると想定していなかったので、教育委員会や学校の先生のご尽力に驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。市が保有している予備のパソコンやWIFIルーター等、ハードには数に限りがありますので、1月の1人1台タブレット配備までに複数の学校が同じような状況になった場合、同じような対応は難しいかもしれませんが、その時に出来る最大限の工夫で子どもたちの学びを止めないようお願いしたいです。

今回のことはモデルケースとなります。学習保障をはじめ、保護者や児童・生徒への情報提供等様々な課題を整理し、次回以降にもし感染者の判明があれば速やかに実践できるような準備を教育委員会にお願いしました。

最後に皆様にお願いです。どうか陽性となった児童・生徒、ご家族や学校への誹謗中傷は絶対にお控えいただき、人権へのご配慮を何卒宜しくお願い致します。


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