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94歳ばあばのイラスト&俳句コラボ作品

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イラストに目覚めたばあばが自作の俳句とイラストをコラボさせた作品をご紹介しています。ばあばは只今94歳です。※2020年10月から12月までの作品はメイン記事の中に掲載しています。
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2024年6月の記事一覧

憂きことを扇ぎけちらす古団扇

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 様々なものの値上げや夏の猛暑予想、地震の心配など…

水無月の装う真珠に幸あふる

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 6月の異名が水無月です。そして6月の誕生石は真珠で…

梅雨空を一笑に付し笑まい顔

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 母はとにかく雨が嫌いです。毎日太陽の光を見ていた…

万緑に色を映して陽が昇る

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 母は万緑の木立に朝日が映ってオレンジ色に染まって…

新樹より力貰いて前を向く

94歳のばあばのイラストと俳句のコラボ作品です。 母が面白いコラボ作品を創作しました。イラ…

雨雲を天に押し上げ梅雨に耐う

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 雨が苦手な母は、梅雨の時期は本当にうっとうしくて…

節電や手放すなかれ古団扇

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 高齢者は出来るだけエアコンのお世話になった方がいいはずなのですが、母は体が冷えすぎると疲れるようで、扇風機もなかなかつけようとしません。 そんな母にぴったりなのが昔ながらの涼をとる団扇なのです。 だから古くなった団扇も捨てないでとっておきます。 時折それが大活躍する時があります。 我家には団扇が数本準備されています。

現世はいかに定まる七変化

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 現世とはこの世や人が生きる現実の世界の事です。 …

どこまでも早苗田続く里の山

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 母が穏やかな初夏の日本の風景を描きました。 田植…

カップルの足どり遅し梅雨の街

94歳のばあばのイラストと俳句のコラボ作品です。 母は影のあるイラストを描いてこの句をコラ…

初物の一皿嬉しさくらんぼ

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 母は毎年、出始めの頃にさくらんぼを食べるのが本当…

万緑の城を見上げて句を修す

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 母は大好きな松山城を詠みました。春夏秋冬それぞれ…

初物の枝豆旨しビール乾す

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 夏日が多くなって母はこの暑さに打ち勝つにはこれし…

車窓より山裾までも田水張る

94歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 先日目の検診のために郊外の病院に出かけた時に母が詠んだ俳句です。 連なる山々の向こうまで水田に水が張られて田植えの準備をしていました。 水を張った田んぼは太陽の光でキラキラ輝いて鏡の面のように見えていたのを母は「懐かしい風景じゃわい」と言っていました。 この風景が見られて良かったです。