8月の推奨香木は、截香後の「珠玉の欠片たち」、名付けて『天の川』(徳用版シリーズ)♫

(7月の推奨香木に予定していましたが、全般的な価格改定作業の関係で実施できず、ひと月遅れとなりました。この原稿は6月に作成した当時のまま掲載させて戴きます。ご諒承のほどお願い申し上げます。)

創業41年目の今年も、あっと言う間に7月ー七夕に詩歌を献じたりすることから「文月」と呼び習わされるーを迎えようとしていて、心なしか慌ただしさを感じていますが…
おかげで、その文月に相応しい?と思える推奨香木を思い付きました。

創業以来、截香した際に出る挽き粉や欠片をコツコツと貯めており、様々な香木が混じり合っていることから『天の川』と名付けていました。

挽いたり割ったり削ったり…様々な伽羅の様々な部分が混じり合っています

それらは品質に応じて幾つかのランクに分けていて、うち最上質・上質な伽羅のものを『天の川スペシャル』と(人知れず)呼んでいました。
これまでに様々な仮銘を付してきた珠玉の伽羅たちの欠片が混じリ合っていて、中には樹脂分の密度が低かったところも入っていますが、大半を占める挽き粉も含めて聞香を愉しんでいただければと願い、推奨香木に採りあげることに決めました。

基本的には挽き粉の割合が多いです

星に願いを、月に祈りを…馥郁たる伽羅の芳香がもたらしてくれる静寂のひとときをご堪能いただければ、幸いに存じます。

追記:挽き粉と欠片との割合を想定していただき易いように写真を撮り直しましたので、ご参照下さいませ。

ガラス製の薬瓶に貯めこんでいました
挽き粉と欠片との混ざり具合が平均するように薄く広げてみました

どのような部分がお手許に届くか判らず申し訳ございませんが、どの部分もそれなりに味わい深くお愉しみ戴けるかと想像し、推奨いたします。

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