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【短歌】 TANKA 五七五七七の世界

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短歌千本ノック実施中! 情景・心情表現、季節の風物を研究しています
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#執筆

ライラック短歌

花霞 限りなく乙女 天と地の 届かぬ美麻の 白む曙 漆黒に 輝く獅子の 綺羅の下 流る石…

たくさん ありがとう

 毎朝心を和ませてくれる 朝顔よ ありがとう  いつも曲がり角で 待っていてくれるバラの…

彼方へと 一万キロの 旅をする パリ バルセロナ 心の街よ

できないと 言われ続けて 見返せと ダークホースは 大輪の花

黙り込み 日光浴で 頭から 構想飛び出し 一気に書いた

若者よ 社長のように 考えよ 勇気を持って 切り拓く道

床に臥せ 無理して文を 書きつづけ 停滞していた スイッチはいる

秋の空 兼定の槍 トンボ斬る 横シバキにて 薙ぎ払う騎馬

寄らば斬る 抜き身の刃 水に濡れ 月夜の虎徹 闇をも払う

邪魔な奴 自分は道を 手を振って 地平を見つめ 歩くものなり

人生は 小さき幸を 守ること 送り出す親 唄う童よ

無理だから 回り道して 行き止まり 漆黒の空 星の歌聞く

将棋道 互いの胸の |天《そら》覗き 宇宙へ放つ 感想の筋

口惜しや もう少しでと 地を鳴らし 負けを惜しんで 反省をせず