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【短歌】 TANKA 五七五七七の世界

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短歌千本ノック実施中! 情景・心情表現、季節の風物を研究しています
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2022年12月の記事一覧

長い冬 雪と木枯らし 春よ来い 縮む心に 流れる音色

大空に 雲と太陽 描いたら 地に草花と 人の営み

机の灯 暗き横顔 眼の光 一心に読む 背中の伊吹

暁に 明けの明星 門扉より 足かけ稚児の 新聞掴む 

ありがとう ああありがとう この世界 これほどまでの まわりありかな

ビロードの 毛並み漆黒 スランタン 流れる線よ パリの朝靄

迷い込む 朱き小路の 街暗し 灯碧く 足元の猫

傍目には 意味不明なら 意味深い 見返りのない 青雲の果て 

立ち技の 行きつく先は 殺し合い 武道も趣味も ルールありきや

時うねり やれ蛇の道 果てはなく 走るも止むも ひとつの生よ

多様性 時代を写す 言の葉は 産み出す者の 力となりぬ

わだつみの 丘に群雲 集う者 糧は真理の 輝き胸に

創造の 翼を広げ 焔吐き 魂軋む 闘鬼の筆よ

樹木葬 納骨堂や 花壇墓や 散骨分けて 石の墓にす