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しょぼい「シモの法則」をしたり顔で語るおじさん

「脚を頻繁に組み替える女は欲求不満!」

「唇のかたちは女性器のかたちと比例する!」

「酒を飲むと、すぐ顔が赤くなる女は
カラダの感度もいい!」

「足首の締まっている女は、
アソコの締まりもいい!」

「ほっぺたが赤い女は、アソコが臭い!」

「背の高い女は、意外とドM!」

「(したがって)背の高い女は
スパンキング好き!」

「コーヒーを飲む女はタバコも吸う!」

「タバコを吸う女は貞操観念が薄い!」

「(したがって)コーヒーを飲む女はヤ◯マン!」

飲みの席などで…こういうような

「しょっぱいシモの法則」

…をしたり顔断言してやまないおじさんは、
コンプライアンスに敏感(過敏?)な
今の時代でも、間違いなく実在します。
おじさんだけじゃなく…
若い男性にだっていなくもない。

まったく根拠に欠けたたぐいのモノもあれば、
ほんのちょっとだけは学術的な裏付けなり
統計学な背景なりに基づいている…
ような気がしないでもない
たぐいのモノもあります。

だが、いずれにせよ…ぼくは

「唇は薄いけどアソコはビラビラ」

…な女性も、

「酒を飲むとすぐ顔が赤くなるのに
エッチではマグロ」

…な女性も、

「足首は締まっているのにガバ」

…な女性も、

「ほっぺたが赤いのにアソコは全然無臭」

…な女性も、

「(身長170センチ以上で)
スパンキングなんぞされたら
百倍返しだわよ!」

…と公言する女性も、

「コーヒーは飲むけどタバコは吸わない」

…女性も知っています。

「例外もある!」

…ってよりは、むしろ

「例外がほとんど!」

…ってところでしょうか。

ただ、ぼくは、おじさん
(※時にはヤングマン)のそんな

「乱暴で頑固な思い込み」

…を咎(とが)めようとは思いません。
当たり前の話、

「思い込むのは勝手」

…だからです。

そして、乏しすぎる実体験
又聞きだけに頼った、その手の愚直な博学
聞くのが、ぼくはけっこう嫌いじゃありません

無神経かつ無防備であるがゆえ

「玉石混交」

──ゆえに、なんの疑念障害もなく最短距離
たどり着いたこの手のロジックは…
時おり真理を突いていることもあるからです。

そう言えば…冒頭に挙げた「10の法則」のうち、
3つくらいを淀みなく公言していた、
とある知り合いのおじさん(※「おじさん」とは申しても、ぼくより10歳以上は年下なんですけどw)は…こうも述べておりました。

「そもそも
モテる必要なんてないんですよ!」

(少なくとも)外見的には「モテ」とは
縁遠いタイプのおじさんだったので、おそらく

「自己完結的な弁明」

…だろう…と高を括り
すっかりスルーしかけておりました。

「だって、モテることによって、直面しなければならないわずらわしさって、間違いなくあるじゃないですか。男同士の付き合いが疎かになったり、つじつま合わせに面倒くさい裏工作をしたり、だとか…」

案の定、ゴメス的には肩すかし状態
凡庸な理由でしかありませんでした。けれど、

「そもそもモテる必要なんてない!」

…という提言自体には、
なにか途方もない近未来性
感じてやまなかったのです。

「そもそもモテる必要なんてない!」

──決して大袈裟ではなく、

「モテることの完全放棄」

…とは、人類…はおろか、
途方もなく長い年月をかけて培われてきた

「全有機物の生態系」

…までをも揺るがしかねない、
次世代的発想・概念なのかもしれません。

本気で「モテなくていい」のなら…
冒頭に挙げたような「シモの法則」
執着する必要もないんですけどね…(笑)?

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