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わたしが楽天パンダを溺愛する理由(コラム/『citrus』より)

今日紹介するコラムは、ぼくがLINEスタンプで頻繁に使用している(※ってか、ゴメスオリジナルのスタンプ以外はコレしか使っていない!)

「楽天パンダ」

…こと『楽天お買い物パンダ』の魅力を一人でも多くの人々に伝えたいがため、溢れんばかりの楽天パンダ愛を込めて書きつづった力作であります。
これを寄稿した『citrus』という(元)ニュース系Webメディアはすでにクイズサイトに転向してしまったため、残念ながら現在はそのコラム自体も削除されています。(※パソコンが故障したとき、原稿のデータも吹っ飛んでしまいました)
しかし、このまま埋もれさせておくにはあまりに惜しい…ってことで、今日はうろおぼえの状態ながら、2018年に発表した

「わたしが楽天パンダを溺愛する理由」

…の本文を、できるかぎり “オリジナル” に近づけることを目指し、リライトしてみましょう。
文筆業者にとって「データが消えてしまった原稿をうろおぼえで一からリライトする」のって…本音を申すと、もっとも避けたい苦行の一つだったりもするのですが…(笑)? まあ、おパン(※←『お買い物パンダ』の略称)のために、頑張ります!

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「ま〜るい楕円形のお盆がありました♪
そこに二つのブラックホールができました♪
お盆の外には二つの山ができました♪
真ん中に小さい隕石も落ちました♪
隕石の下に3がやってきて〜
パタンとこけたら
あっという間に楽天パンダの出来あがり♪」

絶望的に語呂が悪い絵描き歌ではあるものの、ジャイアントパンダ(=中国の一部の高山地帯に自然生息する哺乳綱食肉目クマ科動物。主食は竹。成体の体重は100〜150kg)ほど記号的に簡略化した「可愛らしいイラスト」に落とし込めるビジュアルキャラクターは、ほかのアニマルにはちょっと見当たらない。

ただ、最小限の線と面だけで描かれているがゆえに、顔の輪郭の丸の形だとか、目や鼻や耳の面積占有率だとか位置だとか、目の垂らし角度だとかが
ほんの数ミリズレただけで、全体像の印象がまったく変わってきてしまう。
つまり、我々プロのイラストレーターにとっての
パンダとは、デリケイトかつ果てしなく奥深い
従来ならばそう迂闊には手を出すことができない

「恐れ多い題材」

…なのである。

なのに、楽天の「お買いものパンダ」バランス要素は、そのすべてが完ペキ! 線の太さも、目と鼻の面積詰まり具合も、耳の位置と高さも、顔と胴の比率も、まさに黄金率といったスキの無さで、
文句のつけようがない。
さらに、そんなギリギリまでに削ぎ落とされた
ミニマリズムのなかから精米された豊富な表情
──そして、あの手癖だけで描いたような適当感に裏付けられたスピード感…あと、なによりも胸にある「楽天のRマーク」やっつけ感が素晴らしい!
(※個人的には赤丸に白抜きの「R」前バージョンの
ほうが好きなんですけどねw)

じつのところ「楽天パンダ」は外注ではなく、社内のデザイナーさんが他の仕事の合間に制作している…
みたいな噂を一度耳にしたことがあるが…いずれにしろ、あんなにもシンプルなタッチ縦横無尽なシチュエーションを演じきるエモーショナルなパンダを
生み出せる作者は…やはり

「天才!」

…としか賞賛のしようがないのであった。

ちなみに、『お買いものパンダ』(※略称は「おパン」)の横にいる小さいパンダの愛称は「小パンダ」で、おパンの子どもか弟かと思いきや…その正体は
同級生! フランス生まれで、本名は
「クリームフラペチーノ・コ・パンダ」であるらしい。知ってた???

──以上、乱筆乱文のほど、失礼いたしました
m(__)mm(__)mm(__)m

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