新春の散歩日記Ⅳ「お花見2024」後編
前回の続きから。
美月橋を渡ります。
シダレヤナギでしょうか。
柳は我が地元のシンボルですが"京都市の木"にも選ばれています。
柳は非常に育ちやすい性質をもっていることから誰でもどこでも植えられる木として広く親しまれてきました。
巨大な鉄塔も気になりますが、小川の中央にある二本の木を見ると上高地の大正池をつい思い出してしまいます。修学旅行で課題が出されてスケッチを書くことになったのですがあっという間にタイムアップ。池と山の稜線だけの下書きを持ち帰り、わけの分からぬまま教室の壁にそのまま張り出されることに。
「スケッチなんて知ってて当たり前でしょ?」という感じの先生だったので美術の時間がとにかく嫌いでした。学校の美術科目って限られた時間しかないので今なら理解出来るんですけどね。写生とは何かを自分で調べるべきでした。大人になり絵を観るのは好きになりましたが描くのは今も苦手です。
花木園に到着しました。梅林鑑賞以来の再訪になります。
一ヶ月しか経っていないのに園全体が華やかになっていてビックリ。
自然ってやっぱ凄いですね。
"花より団子"という言葉がありますけれど、最近はそれでいいかなって思えるようになってきました。
飲み食いしながらなんとなく花を愛でるほうが楽しいんじゃないかなって。
文化財を観るように花を眺めるって正しいことなのかなって。
難しく考えてしまうのは私がお花見初心者だからってのがあります。これまで植物に興味が持てなくてわざわざ出かけることをしてきませんでした。
心からお花見を楽しむにはカメラは持っていかない方がいいかもしれませんね。観ることよりも撮ることについ集中してしまいます。
撮り鉄の罵声大会が時折開催されていますがその心境わからなくはないんですよね。限定された撮影場所で一瞬のシャッターチャンス。電車を撮ることに一生懸命。そりゃ興奮しますよ。
撮り鉄と同じように熱くなってしまう私には静かな穴場のほうが性に合っている気がします。
自由広場にやってきました。
陽当りがよく駐車場に近いからか一番賑わっている場所です。
陽光桜です。
公式サイトで紹介されていたので足を伸ばしてみました。
名の通り、陽の光が似合う桜です。
年が明けてからずっと雨の日続き。空一面が青く染まるのは随分久し振りのことです。昨夏は水不足で騒がれていたんですけれどもね。日本も雨季と乾季ハッキリと分かれる季節になってしまうのでしょうか。
桜色と緑色の坂道
枝垂れ桜と現代の道しるべ
パートⅡは以上になります。
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