泣きなさい笑いなさい

今日は、初夏を感じる気温だった。
日が延びてゆらゆらした空気がそこにあった。

ぼくが学校から帰ると
父は胡座し明るいうちからそこで飲んでいた。
酒のつまみは音楽と旬の魚を好んだ。
アルコールの匂いと一緒に

 泣きなさい〜笑いなさ〜い
 いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ
 
『すべての人の心に花を』
喜納昌吉の曲に合わせて
父もゆらゆら揺れていた。

 ハイサイおじさん ハイ
 ハイサイおじさん ハイ

喜納昌吉&チャンプルーズの映像を見てみると
めちゃくちゃカコイイ!
1970年代の父と母のスタイルも
これを真似た感じだった。


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