
やまださん、もう時代は「noteの立ち位置は」とかそういう話じゃないんですよ
私は2007年からブログを書き始めて、それ一本で食べていけるようになり、2011年にフリーランスへ転向しました。当時の月間PVは最大で180万PV程で、これで一生遊んで暮らせるなみたいな事を考えていた時期もありました。
2019年にある方から誘われ、マーケティングの仕事に転向いたしました。正直どちらが楽しいかと聞かれると、今の仕事の方が楽しいと思っていています。
自由になりたくてフリーランスになりましたが、今の勤め先もフルフレックスであり、副業OKであり、職場は東京ですが、私は北海道でフルリモートワークです。何より私がやりたいと考えている事をやらせてもらっているので、あまり変わらないと思っています。むしろ組織の中で働いている多くの優秀な人たちとの輪が広がるのは嬉しい限りです。その話はまた別の機会にしましょうか。
さて、表題の件に話を戻しましょう。
「noteの立ち位置」ってどこにあるんだろうね?
つい先週。
昔懐かしのメンバーを集めて、ブロガー&アフィリエイター同士7人のZoom飲み会を行いました。もうそれはそれはひっそりとね。
みなそれぞれ全盛期では月間100万PVを超えていたプレイヤーで、それなりに稼いでいたと思います。ブログだけを続けていた私と違い、アフィリエイトやnote、Youtubeなど色々と活動している方々。
その中で、私はnoteの立ち位置についての話をしました。
というのも、昨年知り合いが「noteの立ち位置はTwitterの延長線上にある」と発言していて、それに賛同しているブロガーも多く見かけたからです。
要するに140字でかけないからnotoに書く。と。
1年経ったら立ち位置も変わるのかなぁと思って聞いてみたわけです。
するとメンバーの中から
「やまださん、もうnoteは立ち位置とかそういう話じゃないんですよ」
と言われてしまいまして。
まとめると以下
・商売をしてるならnoteは必須
・企業も個人もnote書くべき
・広報ならnote使うべき
・クリエイターならもうnoteを使わないとついていけない
・コミニティとしても完成されつつある
あれ・・・このセリフ、全く同じセリフを10年前に聞きました。
「やまださん、もうmixiは立ち位置とかそういう話じゃないんですよ」
そうね。やっぱり勢いのあるサービスはこう言われてしかるべきだよねと思いました。
ただ、私からしてみると「ブログとは何か」っていう事に関する答えは出ています。それは自分が調べたり体験したり経験した情報をログとして残す場であり、未来の自分を助けるためにログを残す場という定義ができています。
何度も何度も聞かれるマーケティングのテクニックは、いっそ書いておいた方がURLを教えるだけで解決できるし、あとでまた調べるだろうなという情報は、まとめて記事として残していました。
前者の場合、聞かれて同じ事を何度も答えるより、面倒でも今書いておいた方が後々楽ができるというのがブログの強みだと思っています。
結果的にそれがGoogleAdSenseによって、報酬が発生するようになったというのが正しいブログの認識です。ですからnoteとはその辺りの報酬発生の仕組みがそもそも違うのだから、全部が全部noteにすることが正しいとは、そのZoomで全力で説得されたけど、今でも思いません。
では何がnoteらしいのか
多分人それぞれ感じ方は違うと思いますが、私の中で立ち位置を決めるなら、個人の思考置き場だと思っています。
「企業の中の広報」ではなく、「企業の中の広報の担当者Aさん」というように、より人間性の強い記事がnoteで育まれ、そして多くの人の目に届くようになっていると感じています。
例えばいくらnoteが素晴らしいツールだと言っても、自社の宣伝ばかりを書いたところで、時間の無駄に終わるだけだという事です。逆に言えば、なぜその宣伝に至るのか、その辺りの「思考」の部分をうまく書くことができれば、多くの人に読まれ、好まれていると感じます。
「その人が何者であり、その人が経験し、その経験によってどんな考えに至ったのか、あるいはどんな作品を作ったのか」
それをアウトプットした結果、その人自体にファンが現れ、応援し合い、SNSを通じてコミニティへと成長していっているのをよく見かけます。だからこそ、これがnoteなのかなって。
もし「思考」ではなく、「個人ブランド」としてみると、それは多分違うかなと。もし個人のブランドが形成しやすく、広めやすいツールなら、芸能人の「おはよー(写真付き)」みたいな記事が大量に生まれるはずですが、そうはなっていないので、やっぱりそこはブログと交わることがないポイントなのかなと。
で、最初の疑問点に戻ります。
noteは140字では書けない事を書く場所か。
Twitterは「思考を残す場所」の代表だと思います。今あった出来事を書く人もいるけど、どちらかと言えば、それに対して私はこう考えると群がる人の方が遥かに多い場所なので、そういう意味では確かにTwitterの延長線上にあるものだなと感じました。
皆さんにとってのnoteはどうなんでしょうね。
それでは、また。
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