建築における「案」というもの
落選したもののコンペ案によって、建築界に決定的な影響を与えたレム・コールハース。
「アンビルト(建たず)の女王」と呼ばれたものの、やがて「曲線の女王」という異名をとり、建築界に独自の地位を占めたザハ・ハディド。
建築界では「案」というものが隠然たる力を持つことができる。これは、建築物が作品として実現を見ることの困難さがあるのだろう。
音楽においても、管弦楽作品は、独奏作品よりも明らかに困難がつきまとう。
演奏しなければ、最初からなかったもののように言われるのはどうかと思う。
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