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デュエパ始めさせるコラム6「爆アド上ブレヤッホー!」

真面目に考察しましょう
光/5/呪文
自分のシールドゾーンにあるカードをすべて山札に加えてシャッフルする。
デュエマの 超天篇未開封拡張パックを1つ開ける。その中のGRクリーチャーをすべて、表向きにしてバトルゾーンに置く。残りをすべて裏向きにし、それぞれ新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。
爆アド上ブレヤッホー!

ゲーム中にブースターパックを開封するカードの一種です。
カジュアルを基本線としているデュエパは、こういった通常の競技ルールでは使用出来ないカードの受け皿になっている側面も存在します。
他にもデュエガチャや本を開くアレなんかもそうでしょう。
(もちろん、同卓の参加者が許す限りですが。これくらいなら概ね通るでしょうが、ナーフやカラオケは進行に多大な影響が出るのがネック。)

ただ、この連載コラムのテーマは、「エッジを攻める」。

あえてガッチガチに、爆アド上ブレヤッホー!を使ってみましょう。

基本スペック—実は安定感がウリ

このカードを他のパック開封系カードと比較したときに異色な点は、「パックの中身に左右されにくい最低限のバリュー」にあります。
それは、たとえあまり良いGRクリーチャーが引けなくても、最低限シールド回復として機能するからです。
シールドが0枚の状態から、5マナの呪文で3〜4枚回復出来るので、なかなかのパフォーマンスです。

また、唱えた時に元からあったシールドを全てデッキに回収するので、これは見方を変えればコンボパーツの盾落ちケア要員ともみなせます。

こういった要素から、わりと強気で打っていける呪文に分類出来るでしょう。
名前に反して実は堅実というか、セーフティーがあるからこそ強気なチャレンジが出来るという、人生訓めいたカードです。

何はともあれ、そこから爆アド上ブレを目指すために考えるべきは「どのパックを開けるべきか」です。

超天篇パック一覧と定義

今回の考察では、カード文中における「超天篇未開封拡張パック」を、以下のように定義します。

収録カードに超天篇マークが付いているパック

この定義に当てはまるパックは以下の通りです。

  • RP09

  • RP10

  • RP11

  • RP12

  • EX05

  • EX07

評価の対象になるポイントは以下の2点です。

  • GRクリーチャーが魅力的か

  • Sトリガーが魅力的か

また、マナドライブを無駄なく使うために5色デッキのでの使用を前提とします。

RP09「新世界ガチ誕!超GRとオレガ・オーラ!!」

主なGRクリーチャー

  • ドドドドーピードープ(SR)

  • ツタンメカーネン(U)

  • 防護の意志 ランジェス(C)

主なSトリガー

  • ♪仰ぎ見よ閃光の奇跡(R)

  • マン・オブ・すて~る(R)

まだマナドライブが存在しないパックなので、GRクリーチャーの出力もかなり控えめです。
その中で、ブロッカーであるランジェスは実は評価に値するかもしれません。

これに限らずブロッカーは強力

Sトリガーのラインナップが「既存の呪文+GR召喚」というテキストばかりなので、あらかじめブロックで退場できるランジェスは、GR召喚での再登場が期待できます。
もしこのパックを開封する際には覚えておきたいテクニックです。

また、UGCにサイゾウミストが収録されているのはかなり嬉しいポイントです。
後述するEX05との数少ない差別化点です。

RP10 「青きC.A.P.と漆黒の大卍罪」

主なGRクリーチャー

  • ゴッド・ガヨンダム(SR)

  • グッドルッキン・ブラボー(SR)

  • 白皇鎧の意志 ベアスケス(VR)

  • シェイク・シャーク(U)

  • スカップⅢ(U)

主なSトリガー

  • 知識と流転と時空の決断(SR)

  • 調和と繁栄の罠(UGC)

  • の時計 ザ・クロック(UGC)

  • 罪罰執行 ジョ喰ンマ(VR)

このパックからマナドライブが登場。低レアリティのGRクリーチャーででもスペックが一気に上がります。

後半のパックと比べてマナドライブが全体的に軽いので、まだマナが伸びていない段階で打つなら候補になりそうです。

反面、Sトリガーは高レアリティに固まってる印象。
パーフェクト・ウォーターが打てるとアツい。

ギリギリ出れる

ジョ喰ランマは強力なカードですが、GR召喚が基本的に出来ないので、あらかじめ出ているやつにくっつけるしかないのは残念なところ。
これはオーラ全部に共通する難点です。

RP11「零誕!魔神おこせジョルネード1059‼︎」

主なGRクリーチャー

  • 白皇世の意志 御嶺(SR)

  • 天啓 CX-20(R)

  • ダダダチッコ・ダッチー(R)

  • マリゴルドⅢ(R)

主なSトリガー

  • ドンドン吸い込むナウ(UGC)

  • 松苔ラックス(R)

大本命その1。とにかくGR召喚の出力が強すぎます。
基本的に超GRゾーンには何もカードがない状態のはずなので、もし御嶺が出てくると宇宙。もっとも、この時代のSRのGRクリーチャーは本当に当たりません

封入率が通常のSRの半分しかない

Sトリガーとしては松苔ラックスがかなり魅力的。

RP12「超超超天!覚醒ジョギラゴン vs. 零龍卍誕」

主なGRクリーチャー

  • 静止 TB-30(VR)

  • 防羅の意志 ベンリーニ(R)

  • ヨミジ 丁-二式(R)

  • ウォルナⅣ(R)

  • サザン・エー(U)

  • クリスマⅢ(U)

主なSトリガー

  • 天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー(SR)

  • 堕悪の覇王 シャークウガ/闇の魔改造(SR)

  • バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ(SR)

  • キング・ザ・スロットン7/7777777(UGC)

  • 九番目の旧王(R)

  • */弐幻キューギョドリ/*(R)

  • CLIMAX-ARMOR!(R)

  • クリスタント・バーナミア(U)

大本命その2。相変わらずマナドライブの暴力ですが、このパックのGRクリーチャーは呪文のように自壊するのがポイントです。
これにより、他のカードでもう一度GR召喚できる可能性がかなり高くなります。
それも加味され、有効なSトリガーの枚数が群を抜いて多くなりました。

正直一回くらい実績解除したい

最大の難点は、零龍を引くとその瞬間に敗北することです。

EX05 100%新世界!超GRパック100

主なGRクリーチャー

  • 鋼ド級 ダテンクウェールB

  • 白皇角の意志 ルーベライノ

  • その他RP09からの再録

主なS・トリガー

  • RP09からの再録

収録カードのほとんどがRP09からの再録という特殊なパックです。
1パック100円とお手頃ですが、パックあたりの収録枚数も少ないので、シールド回復としての役割を満足に果たせないのは大きな難点です。

ルーベライノ一点狙いなら使うこともあるかもしれません。

EX07 必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック

主なGRクリーチャー

  • 全能ゼンノー

  • 回収 TE-10

主なS・トリガー

  • ミステリー・キューブ

  • 禁断V キザム

  • 極楽轟破5.S.トラップ

このパックにはGRクリーチャーが3種類しか収録されていません。そのため、シールドを5枚回復出来る可能性が高めになっています。

全能も回収も強力なGRクリーチャーなので、出たら結構テンション上がります。

トリガーでは5.S.トラップが頭一つ抜けて強力です。

そもそも

現在は未開封の超天篇パックを入手するのが難易度高いので、なかなか使いにくいカードではあります。
それでも、数少ないGR召喚が出来るカードということで、やはりその魅力には抗いがたいものです。

個人的に優先順位をつけるなら......

RP12>RP11>RP10=EX07

このあたりなら、楽しく爆アド上ブレヤッホーを使えるかな?と思います。