デュエパ始めさせるコラム0「エッジを攻める」
このコラムの目的
この連載コラムでは、デュエパーティーに関する内容を書きます。
デュエパーティーは今年から始まった、デュエマ史上初の多人数戦向けフォーマットです。
最大の特徴は、他の競技的なフォーマットとは異なりカジュアルに楽しむことに重きを置いていることです。
言うまでもなく、このデュエパーティーを1人でも多くの人に始めてもらうのが、このコラムの目的です。
デュエパーティーは3-4人での同時対戦です。
各プレイヤーは同名カードが1枚までしか入れられないハイランダー60枚のデッキを使用します。
そのうち1枚のクリーチャーをパートナーと呼ばれる特権的なカードとして選び、それに含まれる文明のカードのみ使用できます。
・デッキ構築のルール
枚数 60枚
同名カード 1枚まで
パートナーという特別なカードを1枚選ぶ必要がある
コスト5以上のクリーチャから選ぶことが出来る
デッキにはこのパートナーが持つ文明のカードのみ入れられる
このパートナーはゲーム中、パートナー領域という特別な領域に置かれます。
ここにあるカードは、自分の手札にあるかのようにプレイすることができます。
自分が選んだ切り札をパートナーにして、それに合う文明でデッキを組み、切り札を常に手札から出せる状態でワイワイ遊ぼう!
ざっくりまとめると、デュエパはこんな感じのゲームです。これを始めて欲しいんです。
アプローチ—エッジを攻める
ただ、このコラムではカジュアルの道から外れた内容を扱うことがメインになるでしょう。
端的に言えば「カジュアルフォーマットとしては強すぎるカードやコンボ」の話がメインになると思います。
デュエパのフォーマットとしての限界値—エッジ—を攻めます。
理由はいくつかあります。
まず第一に、限界を知ること自体が重要だからです。
自分や自分たちのコミュニティで攻めた遊び方をするつもりがなくても、知識として把握しておかないと、時に不幸なすれ違いを招きます。
—自分ではロマン砲のつもりで入れたカードが、実は圧倒的マジレスカードだった—
こういった不幸な事故を避けるためには、「このカード・デッキ・コンボは強い(強すぎる)」という共通の認識を形成することが重要になります。
ですので、使うつもりがなくても、知識としてストックしてもらえると幸いです。
また、対策カードを考える際にも参考になると思います。
第二に、エッジを攻めることでフォーマット自体の発展を促したいからです。
現在のデュエパのルールはまだベータ版です。
これから様々なフィードバックを得て、より良いものへと変わっていくことでしょう。
そのためには、エッジを攻めて「本当の本当にデュエパでやってはいけないこと」のリストをなるべく埋めるべきです。
そうすることでより早く、より面白いデュエパになっていくはずです。
そして最後の、最大の理由です。
エッジを攻めることは、それ自体が最高に楽しいからです。
普段のデュエマでは使ったことのないカードが、デュエパでは規格外の強さを発揮する。
これこそがデュエパの醍醐味と言っていいでしょう。
なんだかんだいってゲームは勝利を目指す方が楽しみやすいですし、そのために色々考えて最強のデッキを作る欲求に抗える人間はいません。
その果てに待つものがルールよる規制でも一向に構いません。望むところです。
自分の手でカードをプレミアム殿堂にぶち込む。これ以上に名誉なことがありますか?
第二の理由とも繋がってくる話です。
欲求の赴くまま限界を追求する。
それにルールが対応する。
結果としてデュエパはより良いフォーマットになる。
このサイクルを加速するために、思わずデュエパを始めたくなるような、エッジを攻めた内容を掲載していく予定です。
人類の歴史に後退の文字はありません。
限界を越えて発展させていきましょう。
その担い手として、あなたもデュエパを始めませんか?