一般解と特殊解
ここ数日読んでいたのが、本多静六『私の財産告白』という本。
実直にお金を貯めて投資して、大金持ちになった人の自伝だ。
文章に古臭い感じはあまりなく、ユーモアもあってするすると読めた。
面白かったのが解説。
先日読んだ、勝間和代氏の『勝間式金持ちになる読書法』では、とにかく本をたくさん読みなさいと主張されていた。
なぜなら、小手先のノウハウじゃなくて、もっと大きな世の中の法則がわかるようになるから。
確かそんなことが書いてあったように思う。
これが、「一般解」と「特殊解」という言葉でスッと腑に落ちた。
本を読むのは、一般解を知るためだったんだ。
本をたくさん読んでいると、不思議と「ああこれは真実なんだな」というような感覚になることがある。
何人もの著者が、表現は違えど同じことを言っていることが。
そういうのが「一般解」なのかもしれない。
ちなみに、『私の財産告白』を通じてわたしが発見した「一般解」が、"仕事は一生懸命やるべし"だ。
世の中そこそこやって成功しているように見える人もいるけど、その状態に至るまでには、たぶんどこかで一生懸命やってた時期がある。
そこを通らずして本当の成功はないのだ。
あー、こういう発見があるから本は面白い!
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