【読んだ/マンガ】ランジェリー・ブルース

Twitterでお見かけして連載追っかけてたツルリンゴスター先生の新作、『ランジェリー・ブルース』単行本が発売されたので早速買いました〜!

30代半ばの派遣事務・ケイ。運命の下着と出会ったことをきっかけに、ランジェリー販売員として働くことを決意する。

わたしも去年まで派遣事務をやってて、今の彼氏とも行き詰まりを感じてて、ってすごい共感を持てる設定だった。
ケイが色んなものを振り切って、販売員として成長していく姿は勇気をもらえる。

テーマになっているランジェリーは本当に素敵。
わたしもいい下着が欲しくなった。

でもそれ以上に素敵だったのが、ケイとその周りの人々。
(ただし彼氏、お前は除く。彼の名前が出てこなかったことには何か意味がありそう)

ケイが最初に運命のランジェリーに出会えたのは、商品が魅力的だったからではなくて、何枚も何枚も試着を重ねてぴったりの1枚を探し出した柳さんがいたから。
ここで頑張ろう、たくさん学ぼうとケイががむしゃらになれるのも、きっと先輩皆が尊敬できる所があるからだ。
ただ「ランジェリーってすごい」って思っただけだったら、今までよりランジェリーをたくさん買うようになるだけで、それを売ろうだなんて考えないだろうから。

元同僚のミコちゃんと田﨑さんとのエピソードもまたいい。
下着を買ってみんなで温泉に行くって、すごく良いアイデアだな〜と思った。

あなたは大切にされていい、大切にされる資格がある。
そんな強いメッセージが伝わってくる名作です。

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