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うちのおもてなし

客足がぼちぼち帰ってきているうちの宿ですが、昨日は少しだけ実家に帰っていました。
お正月明けぶりの帰省。

頻度で言ったらいつもと大して変わらないのだけど、自粛期間であったというだけで、なんだかとても久しぶりの帰省のような気がしますね。

一昨日の夜に帰って、今朝向こうを発ちました。
一瞬の帰省だったけれど、両親祖父母みんなの顔を見れて、なんだかホッとした。

わたしの実家は瀬戸内地方なので、奈良とは食文化が随分と違います。
向こうではどこのスーパーにでも売っているようなものも、奈良では全然見つけられなかったりする。もしあったとしても価格がぜんぜん違う。
なので帰省の帰りにはスーパーでいろいろと買って帰るのが常習だ。

そんなこんなで今日の夕食はお客さんと一緒に瀬戸内ごはん。
(お客さんの持ってこられていた夕食とシェア)

吉野にきてくれた人には吉野のごはん作りなさいよ、とお思いなるかもしれませんが、いいのです。
うちのお客さん、特にリピーターさん(今日のお客さんもリピーターさん)は、ただ吉野に来ているだけではない、うちに来ているのです。
だからうちのおもてなしをするんだ。
今のわたしの一番のおもてなしは瀬戸内ごはんだった、それだけ。

そんなこんなで今日も楽しい夜でした。

明日も明後日もお客さんが来てくれる。
宿の仕事ができる。
あぁ、女将は幸せです。

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