【薬剤師国家試験】模擬試験について
こんにちは。やまぶきです。
今回もnoteをご覧いただきありがとうございます。
今年も予備校による模擬試験の季節になりましたね。そこで、合格に向けて有意義なものにするために、模擬試験についてまとめてみたいと思います。
1.模試を受験する目的
全国の受験生と自分の立ち位置を確認できる。(相対評価で、全国の受験生の上位7割弱が合格になるため)
分かりやすくまとめられたカルテにより自分の理解度を確認できる。
予備校講師が国試を分析したうえで予想した問題に触れることができる。
国試本番を想定した練習ができる。
結果に応じて、勉強法の軌道修正を図ることができる。
2.模試の平均点
参考までに、過去数年分の模擬試験の平均点を掲載しておきます。
統一模試Ⅰ(薬ゼミ) 9月 約175点
統一模試Ⅱ(薬ゼミ) 11月 約190点
統一模試Ⅲ(薬ゼミ) 1月 約210点
薬剤師国家試験 2月 約235点
国家試験は相対評価で、全国の受験生の上位7割弱が合格になるため、平均点の約1割弱くらい下でも合格基準を満たすことになります。だから、平均点に行かなかったからと言って、精神的に落ち込んでやる気を失うことはする必要がありません。重要なのは、結果を受け入れて、今までの自分の勉強の仕方を冷静に分析し、今後どうしなければならないか反省して次に生かしていくことです。
3.模試受験前に
1日やることリストを作る
毎日勉強記録をつける
国試本番まで残り5か月。長いようであっという間です。
ここからは1日1日大切にする必要があります。
そのため、1日何をやるかを明確にして、メリハリをつけて効率的に勉強していくことがとても大切です。
例えば、「1日10時間勉強する」と決めたら、1日のスケジュールを立てて、その時間内に終わらせるようにする。10時間のうち30分~1時間は帳尻を合わせるために空白にしておくなど、調整できるようにしておいてください。
10時間勉強を終えたら、実際どうだったかメモを残すようにしてください。これを積み重ねていくとだんだん自分のできる量がわかってきて、無理な計画を立てなくなると思います。
※目標の10時間勉強したら好きなことをしていい。と決めておくとストレスが溜まらずに勉強を継続できると思います。1日の中に自分へのご褒美も忘れずに。
試験1か月前から勉強計画を立てる
その計画通りに勉強を進める
試験1か月前から勉強計画を立てて、計画通りに勉強する練習をしてください。
というのも、国試本番1か月前になると、ある程度勉強をしてきたし、卒試も合格したし、何をしたらいいかわからなくなることがあります。さらに、緊張して精神的に落ち着かなく、不安になって何にも手につかない・・・なんてことがあります。
そうならないためにも、1か月間の計画を立ててその日やることを決めておくと落ち着いて勉強することができます。
ただし、計画が上手くいかない可能性があるため、前もって計画を立てて勉強をする練習をしておいた方がいいです。
さらに、この計画通りに勉強することで全範囲効率的に勉強できて、模試でも結果が残せたとなると、本番前の自信にもつながります。
私は統一ⅡとⅢで計画的に勉強してそれぞれで結果を残せたので、本番も同じように勉強すればきっと大丈夫と自信をもつことができました。
4.模試当日に
模試当日には以下のことを確認しながら過ごすと良いでしょう。
時間配分
問題を解く順番
マークシートを塗るタイミング
休み時間の使い方
昼食・間食に用意するもの
国試会場に持っていくものを考えて持っていく
模試前日・1日目の夜どう過ごすか考えて、本番同様に過ごす
練習は本番のように、本番は練習のようにという言葉がありますね。
ここにおける練習とは模試のことで、本番は国試のことです。
国試本番で何をどうすればいいか分からなくならずに良いように、模試で国試本番同様の行動をとって練習しておきましょう。
たとえ模試の日に、公共交通機関が麻痺していたり、近くの席にうるさい人がいても、ラッキーです。最悪の状態をより想定することができるので、本番では少し落ち着いて行動できるはずです。マイナスには考えず、最悪の事態にどう行動すればいいか考えて準備しておきましょう。
5.模試受験後に
模試の復習
国家試験では、正答率60%を超える問題をしっかりとカバーできれば、合格ラインを超えるので、模擬試験でもカルテを見て正答率60%を超える問題だが取りこぼした問題(いわゆる「網掛け」)を優先的に復習することが重要です。ただし、ただ解き直すのではなく、再び同じ問題に出会ったときに間違えないように工夫して復習してください。
模試の復習は、時間をかけずに2~3日で終わらせてください。1週間以上かけるのはもったいないです。
解けなかった問題や悩んだ問題は、理解不足か暗記不足か確認するだけでいいと思います。理解できていなかったらその範囲の青本を読み込んで、青問で繰り返し演習し、暗記不足なら何回も繰り返し見て覚えるしかないです。
全国の受験生と自分の立ち位置の確認
一度は自分の立ち位置を確認して現実を受け止めて下さい。ここで一喜一憂せずに、あとは、合格するために頑張るんだと決意を固めて勉強するようにしてください。
これまでの勉強の振り返りと改善するための計画を立てる
これまでの勉強を振り返ってどうだったか反省してください。できたところとできなかったところは、どうしてその結果になったのかを分析してください。その時に模試受験前に残していた勉強記録が役に立つと思います。それを確認して、次はどうするか改善計画を立てて、次回に向けて勉強を始めて下さい。そうすれば自ずと成績は上がっていくはずです。
6.模試の結果が悪かったとき
模試の結果が悪かったとき、「もうダメかもしれない」と不安になるかもしれません。しかし、先述の通り、精神的に落ち込んでやる気を失うことはする必要がありません。良くも悪くも、模試の点数に関わらず、一喜一憂しないことです。重要なのは、結果を受け入れて、今までの自分の勉強の仕方を冷静に分析し、今後どうしなければならないか反省して次に生かしていくことです。
今点数が悪くても、国試には直接関係ありません。本番でなくてよかったと思ってください。これからのあなたの行動次第で、いくらでも点数は伸びます。次に向けて、的確で具体的な行動目標を立てることが大事です。
かくいう私も、受験生だった時には、頑張って勉強したつもりだったのに模試で結果が振るわず、落ち込んでモチベーションが下がって、失敗した経験があります。この記事を読んでいるあなたには、私を反面教師にして、模試を次の行動に繋げることができることを祈っています。
7.最後に
模試は受験前と当日と後をどう過ごすかで成績の伸びは大きく変わります。
また、時期によって点数も大きく変わっていくものなので、最初の模試の結果で落ち込まず、そういう時こそ冷静に分析して今後どうしていけばいいのか考えて、勉強するようにしてください。そうすれば絶対合格できます。
これからも心から応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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