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日本は年寄りが若者に負担をかける国になっている!?ロッキンジャパン中止から懸念すべきこと〜今年は夏フェスやろうぜ!

 Covid-19による「自粛」要請も1年を超え、ワクチン接種が進むことで、一旦の出口が見えてきたようです。そろそろこれまで起きたことを俯瞰的に総括する時期になっているのかなと思いました。
 僕は一言でいうと「若者に負荷をかけることを軽視して、問題を乗り越えようとする」社会なっているなと思います。課題を認識して、少しでも緩和させないと日本の未来は開けないですね。

 そもそも今回のCovid-19は若年層への重症リスクは低い病気です。もちろんウイルスを運ぶ可能性はありますが、過剰な行動制限は「老人のリスクを下げるために若者に我慢させる」ことになっています。1〜2ヶ月ならともかく、1年以上に及ぶと様々なマイナスが懸念されます。昨年も今年も新入生の歓迎コンパを行うことは難しい状況でした。4月に学生になった若者たちの新しい出逢いの可能性は大きく下がりました。効果的な授業はオンラインで可能ですが、人と出逢うこと=serendipityは、リアルでないとなかなか難しいのが現状です。他人との出会いで若者は成長していきます。10代の貴重な時間をStay Homeさせることの痛みを日本人はどれだけ理解していたでしょう?

 大学でコーチをやっているトレイナーの知人から、昨年4月に地方から東京に出てきた後輩の女の子たちは化粧が上手にならずに困っているとい話を聞きました。笑い話のようですが、18歳女子に恋愛は人生の一大事です。僕は安保闘争で大学が封鎖されて、卒業式ができなかった時代のことはリアルタイムには知りませんが、10代に在宅を強いて、懇親の場を禁止するというのは、それ以上の出来事だと思います。2学年続けてそうなってしまっていますね
 そうでなくても、人口ピラミッド的に高齢者が多く、若年層ほど投票率が低いのが日本の現状です。電子投票が導入されないのも、年寄り偏重の日本の象徴なのでしょうね。僕は参議院に年齢別選挙区つくるぐらいのことやらないと、どんどん日本という国が「年寄の年寄による年寄のための政治」になっていき、未来志向ではなく、過去を引き継ぐ、リスク回避を優先する「衰退につながる意思決定」をしてしまうと危惧しています。
 若者たちのパワーが日本の未来の光です。グローバルな視点で日本の可能性を考える時に、識字率が高く、文化的洗練度をもった日本の若者は国際社会で潜在的競争力を持っています。それを活かさないと日本の未来はありません。

 そういう意味でも、安直に非科学的な提言をした茨城県医師会には猛省を促したいですし、日本中の60代以上の方々は、他山の石としていただきたいです。今回のロッキンオンジャパンの中止は、茨城県の経済ダメージを与え、県としてのブランドを著しく下げたことも(僕は行きたくないし、茨城県産の物を買いたくない気分です。)付け加えておきます。時間を掛けて開催のために腐心されてきた地元の方々のご苦労を、開業医達の思いつきが踏みにじった訳です。「若者と音楽を舐めんなよ」と思いました。

 今、音楽関係者と音楽ファンにとって大切なことは、他の夏フェスを予定通り、開催することです。スタッフのワクチン接種は間に合うでしょう。春フェスでも感染症対策が十分なことは証明されています。行ったこと無い人は知らずに不安を語るのかもしれませんが、日本のフェス参加者は「共犯意識」が強く、ルール遵守の精神があります。1年以上に渡って「風評被害」を受け続けたコンサート業界。今年の夏フェスは死守しないといけません。みんなでやれることはやりましょう。やり方は好きじゃないですが、茨城県医師会にクレーム電話で困らせたのは、今回に限ってナイスと思います。せめてミセシメにして、追随する医師会が出ないようにしないと気が済みませんよね。

<追記>こんなエントリーを書いていたら、音楽業界4団体から、真っ当な声明が出されていました!素晴らしい!!論理的で毅然とした態度が、元音制連理事として誇らしい気持ちです。

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