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アメリカに"VShojo登場"から考える〜VTuberは日本ポップカルチャーの象徴になるのか?

11月25日(水)、アメリカ発のVTuberに特化したタレントマネジメント企業「VShojo」が始動しました。事務所の開設メンバーとして7名の女性VTuberが活動します。
「VShojo」はアニメへの愛とコンテンツ制作者を応援したいという想いから結成されたもの。CEOのJustin “theGunrun” Ignacio氏はライブストリーミングプラットフォームTwitchの創設メンバー。24歳で経済誌「フォーブス」の「Forbes 30 Under 30」に選ばれるなど、技術力が評価されています。

 こんな記事がありました。「VShojo」ですか?気になりますね。伝統武芸だった柔道が五輪種目として世界の「JUDO」になったのを思い出します。

 キズナアイのブレイクもあって、ひと頃、注目を集め、投資対象としても過熱気味でした。運営体制や、ユーザーとの直接のコミュニケーションをベースにしていることの難しさなどで、トラブルなどもあって、今は冷え込んでいる印象もありますね。
 僕自身はこの分野のユーザー嗜好に詳しくはないのですが、とても日本的な現象であり、スタイルとして注目しています。コンテンツへの思い入れが無い投資家の過剰な期待が、シーンを冷え込ませてしまっただけで、注目するべき分野だという認識です。

 その際に重要なのは、クールジャパン的な文脈で海外市場を見据えることでしょう。スマホシフトに失敗したことで、UGMとしてのニコニコ動画のムーブメントは一旦、沈静化してしまっていますが、オタク的なカルチャー、オタク的な「教養」をベースに置いたコンテンツはグローバルに根強い人気があります。初音ミクの活動の様子を追うとわかりやすいですね。テクノロジーと結びつき、バーチャルなキャラクターが、ユーザーとの濃いコミュニケーションの中で育っていくのは、他の国には真似できないスタイルです。J-PopがK-Popに大きく水を開けられてしまっている現状で、アニメ、アニソン、ゲーム、キャラクターといった日本の強みを活かす分野としてVTuberとその発展形には、日本が育てていくべき分野でしょう。
 国内での安直なマネタイズにとらわれずに、世界的な人気バーチャルタレントが出てくることに期待したいですし、僕も手伝えることがあれば、協力したいと思っています。
 多国籍なプロデュースチームで日本のオタクカルチャーを基礎にした作品展開をしていくなんていう構想も面白いなとこのニュースを読んで思いました。

 Studio ENTREインキュベーションプログラムの参加メンバーがVTuberをプロデュースしていて、いろいろ状況を聞きました。現場の話は刺激受けるし勉強になりますね。「ウタゴエ放送部」興味のある方は見てみてください。

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モチベーションあがります(^_-)