見出し画像

7/15-16 予選ウィークエンド(LTR) シールド 振り返り


はじめに

こんにちは!
いつもポジティブ、山辺カフカです!

先日、指輪物語:中つ国の伝承(LTR)のシールド・フォーマットで開催された予選ウィークエンドに参加してきました!

最近の筆者の予選ウィークエンド戦績はと言うと、昨年9月に開催された団結のドミナリア(DMU)の予選ウィークエンドでDay1通過したのを最後に、その後の兄弟戦争(BRO)・ファイレクシア:完全なる統一(ONE)・機械兵団の進軍(MOM)の各環境での予選はDay1敗退が続いておりました。

※DMUの予選ウィークエンド振り返り記事は↓

元々筆者はシールドよりドラフトを得意としていることもあり、アリーナオープンと比べても苦手意識の強かった大会です。
正直今回も通過は難しいかな、と思っていたこともあり、先行して「最後のnote記事」と称した啓蒙記事を執筆しておりました。
手前味噌ですが、啓蒙記事も以下に掲載します。

ですが今回は幸いにも、7/15のDay1をお陰様で7-1 完走することができました!
残念ながら7/16のDay2は1-2敗退でArena CS出場は叶いませんでしたが、配信最後の予選で良い結果を収められたことは自信になりました。

本来は啓蒙記事でnote更新を終わりにしようと思っていましたが、せっかくなので戦いの記録と、この結果に至れた理由の考察をしたいと思います。

今回もDay1・Day2ともにYouTube配信をしておりました!
記事内にリンクを貼り付けておりますので、よろしければこちらのアーカイブもご視聴ください!
(チャンネル登録・高評価お願いします!)


7/8-9,14-15 プレイイン シールド

予選の話に移る前に…
筆者、6月のランク戦で250位以内に入っていたため予選の権利は持っていたものの、7月のプレイインに4回参加しておりました。


結果は以下の通り。

・7/8-9(BO1シールド):1-2、5-2
・7/14-15(BO3シールド):4-0、4-0

参加した理由は、プレイインポイントをジェムに変換したかったのもありますが、シールド環境の比較的ガチな練習ができる場ということが一番です。
(残念ながらマッチシールドイベントではガチな方の参加は少なく…)

結果的に尻上がりに調子を上げていったため、良い肩慣らし・ブレイクインになったと思います。
この後の項目で触れるデッキ構築手順等も、このプレイインで事前に模擬できていたことは大きいです。


7/15 Day1 シールド(BO3)

デッキ構築手順

以前、DMUの予選ウィークエンドの振り返り記事にて、以下の筆者なりのシールド構築手順を記していました。

① レア+神話レア 確認
② 土地 確認
③ ①+アンコモン 確認
④ ③+コモン 確認(各色ずつ)
⑤ メインデッキ戦略確定
⑥ 除去カードの採用
⑦ クリーチャーカードの採用
⑧ メインカラーの不足を補うタッチカラーの検討
⑨ 全体確認
---違和感がある場合は⑤以降をやり直し---
⑩ サイドボーディング戦略確定

カフカなりのシールド構築手順(DMU期)


一方で、筆者もシールド構築は色々と試行錯誤中であり、今回は以下の手順で構築してみました。

① レア+神話レア          確認
② 主戦力カード           確認
③ メインデッキカラー        確定
④ メインカラー プレイアブルカード 確認

⑤ マナカーブ(ターンムーブ)    確認
⑥ タッチカラー要否         検討
 
→タッチ要の場合、タッチ前提で⑤再確認
⑦ メインデッキ全体         確認

---違和感がある場合は③以降をやり直し---

⑧ アグレッシブサイド可否      検討
 →アグレッシブサイド可の場合、③~⑦を再度実施
⑨ サイドボーディング戦略      確認

カフカなりのシールド構築手順(LTR期)

大きく変えたのは、メインデッキカラー確定前に主戦力カード(強いカード)のみにフィルタリングするプロセス(②)を取り入れたことです。
これにより、定量的にどの色の組み合わせの主戦力が多くなりそうか比べた上で、メインカラーを決められるようになりました。
このプロセスの難点としては、シナジー次第で強くなる非主戦力カードを見落としやすくなることですが、それについては④⑤のプロセスの中で極力補う方向としました。
シナジー次第で化けるカードをある程度事前に把握しておくのもこのプロセスの場合には推奨されます。
※今回であれば《闇の森のコウモリ》《モルドールの投石機》《ドゥネダインの刃》あたりがこの枠です。


デッキ構築

そして今回配布されたプールは以下の通り。

①レア+神話レア 確認

プロセスというかパック開封の儀。
比較的恵まれたプールであり、ボムレアである《オークの弓使い》に加え、プレイアブルなレアの《ドゥリンの禍、バルログ》《塔の長官、ボロミア》《新たなる紀の始まり》がもらえました。

ご存知トップレア

②主戦力カード 確認

プレイインでも模擬していた新しいプロセスを採用。
とりあえずデッキに入れたい主戦力カードを片っ端からピックアップ。

こんな感じ
  • 緑はそもそも環境に主戦力カードが少なく、このプールでも例外ではないため真っ先に排除。

  • 白は《ゴンドールの使者》x3が強み。赤白であればバランスは悪くはなさそうだが、他の色との組み合わせは⑤のプロセスで苦しむのが容易に想像できる。

  • 青は《誕生日の旅立ち》x3が明確にこのプールの強みになるが、強みを活かすならアグロ気味にする必要あり。青の2マナ以下クリーチャーがゼロ枚であり、組み合わせても青赤での4枚が最多のため、戦略と噛み合いにくい。

  • 赤は2,3マナ域が充実しており枚数と質のバランスが最も取れている。除去と4マナ域の質の低さは難点。レア級の《騎士国のエオメル》も十分採用理由になる。

  • 黒は枚数こそ多くはないが、ボムレア・ボムアンコと優秀な除去を擁する。

③メインデッキカラー 確定

主戦力カードを並べたところで、この環境のTier1である赤黒を組めそうなプールであると分かり安心。
対抗馬として青黒や青赤もあり得るが、まずはメインカラーを一旦赤黒に確定し、次のステップに進む。

④メインカラー プレイアブルカード 確認

赤黒の場合のこのプールの長所/短所を確認する。
②から少し基準を緩め、赤黒のプレイアブルなカードをとりあえず詰め込んだのが以下の図。

20枚。デッキと言えなくもないが…
  • 長所

    • 信頼できる除去が存在(《いとしいものを取り返す》x2

    • ボムレアが存在(《オークの弓使い》

    • レア級のボムアンコが存在(《騎士国のエオメル》《ナズグル》

  • 短所

    • 指輪誘惑カードが少ない(4枚)

    • この環境には珍しく4マナ域のクリーチャーが少ない/質が低い

    • 1:1以上のアドバンテージを取れるカードが少ない(《オークの急襲》《ゴルゴロスの野獣》《ドゥリンの禍、バルログ》程度)

⑤ マナカーブ(ターンムーブ) 確認

短所に記載した4マナ域の少なさを、別の形で補えそうかを確認。

  • 《群がるモリアのやから》は4マナをジャンプするので評価を上げる。(ただしバルログの受け皿でもあるので軽々しく5マナには使えない。)

  • 同じ理由で《受け継いだ封筒》もプレイアブルと判断。

  • 1,2マナ域は合計8枚であり、2+2や3+1のダブルアクションにはそこまで期待できない。2マナを埋める《レンバス》の評価も上げる。

⑥ タッチカラー要否 検討

⑤で確認したターンムーブからも4ターン目の動きの難は否定しきれない。
また、他に挙げた短所である指輪・アドバンテージ源の少なさも他の色で補えるか検討。

最終的に、青をタッチすることに決定。

  • 《引退した忍びの者、ビルボ》が不足している指輪を大幅補強。

  • 《ホビット庄の友、ガンダルフ》は4マナの拡充兼アドバンテージ源。

  • 《ロリアンの発見》はタッチカラーの補助に加え、唱えられる場合は大幅なアドバンテージ源。

  • 《サウロンの口》のタッチも悩んだが、上記3枚に比べて短所の補完にあまりなっていないと考え断念。

⑦ メインデッキ全体 確認

最終的に出来上がったメインデッキがこちら。

4マナがそれでも薄い

4T目のムーブには難は残るが、形にはなったと考えてメイン構築完了。

⑧ アグレッシブサイド可否 検討

プレイインでも何度か試していた、アグレッシブサイドの可否を検討。
今回のプールは赤にカードが偏っていることもあり、候補となる色の組み合わせは赤白程度、と判断。
白を相方に選ぶメリットは②に記載の通りだが、3マナ域がタワーとなり⑤のターンムーブで赤黒以上に苦戦するのが容易に想像できたため組まずに検討終了。
その他の色の組み合わせも戦える形が見いだせず、アグレッシブサイドは不可と判断。

⑨ サイドボーディング戦略      確認

元々メインに2マナムーブの補完として入れた《レンバス》は、サイドアウトしやすいパーツ。
対アグロでタフネス1が多い相手や、ボムアーティファクトに対しては《火の中に投げ入れる》が有効。
また、先手を取れるゲームではタッチカラーでまごつくよりもターンムーブの綺麗さを優先し、威迫持ちの《うなる魔狼》やトランプル持ちの《ウルグ=ハイの破壊者》x2を採用して赤黒2色に纏める方が強力と判断。
後手では3+1ムーブになる上に見せていないため不意を打てる《部屋への急襲》もたまに入れるかも、と考える。

以上でサイド戦略も確定


ここからは、各対戦の簡単な記録です。

① vs UR 〇〇

1G目:
先手スタート。3色の土地と《オークの弓使い》のある最高の初手。
お相手の2T目《ニムロデルの監視者》を弓使いで綺麗に処すと、返しに《引退した忍びの者、ビルボ》も着地させる犯罪ムーブ。
《ロリアンの発見》は《サルマンの嘲笑》で残念ながら打ち消されるが、その間もビルボが手札の質を上げつつ宝物を生み出す。
その後もカードの質とテンポで形勢を覆させずGG。

サイド:
見えたタフ1への対策に《火の中へ投げ入れる》をサイドイン。

2G目:
後手・《オークの弓使い》があることを理由に土地1キープ
幸い2T目に2枚目の沼を引き込むが、お相手の《火を飛び越えるゴブリン》と弓使いの1:1交換はしたくない。
3T目、お相手がボムレアの《オルサンクのパランティール》を着地させたところで、満を持して弓使いを相手本体対象でキャスト。初手に《黒門からの突撃》があったため、軍団で殴り切るプランを取ることに。土地は止まるが動きは良い。
4T目、お相手はゴブリン+4マナを構えてターンを渡してくる。ゴブリンと軍団の相討ちを嫌い、ここでパランティールの1ドローをさせてゴブリンと弓使いの交換を迫る。軍団を残している分こちらが得だし、ハンドの《サムの捨て身の救出行》で回収する予定もあった。
返しのターン、5/5の軍団は《オルサンクへの幽閉》で除去されるも《火の中へ投げ入れる》が相手のパランティールを追放!ついでに引いた土地でサムから弓使いを回収。
その後は相手のカウンター構えを予想して《歴戦のゴブリン》x2から着地させて殴っていく。
弓使いは案の定《サルマンの嘲笑》で打ち消されるが、後続が続かないお相手に《ゴルゴロスの戦獣》を押し付けてGG!

弓使いってほんまk(自主規制)


② vs WUB ×〇〇

1G目:
先手スタート。またも初手に《オークの弓使い》。
お相手は1T目に《魔法使の打ち上げ花火》、3T目に《ウルク=ハイの狂戦士》をプレイ。こちらは3T目まで能動的なムーブはゼロ。
4T目にお相手が花火を切ってドローしようとしたところで弓使いキャスト、狂戦士を落としにいくがこれは《指輪嵌め》によりスカされる。

花火で白マナ調達していたとは.…やるな!

こちらのバルログを《ゴラムの拷問》で落とされるが、サムで回収して7T目バルログの構え。
しかしお相手も動いてこないため打ち消しをケアしてこちらも動けず.…
お相手はこちらのエンドに《ホビット庄の友、ガンダルフ》を着地。これはアドの塊と読んで泣く泣く弓使いを生贄にガンダルフに《間に合わせの棍棒》を当てる。

ここは1アド取らせてでもそれで生み出した軍団トークンを生贄にしてガンダルフを落とすべきだった.…

カフカの反省

返しに今度はお相手が《オークの弓使い》をプレイ.…
フルタップの隙にバルログを着地させたためワンチャンを狙うが、綺麗に除去されてGG.…

弓使いってほんまクs(自主規制)

サイド:
先手のため青を抜いて《うなる魔狼》《オルグ=ハイの破壊者》を入れた赤黒にチェンジ。

2G目:
また初手に《オークの弓使い》。ここまで来ると草。
お相手の2T目《ウェストフォルドの乗り手》を弓使いで綺麗に落とす。
返しに今度は弓使いを弓使いで綺麗に落とされる。これ構築?
4T目に《うなる魔狼》を着地させると、返しにお相手は《イシリアンの領主、ファラミア》を着地…

出されたときのストレスは環境トップ説

許せないため《いとしいものを取り返す》で即除去るが、あろうことか筆者このターンパンチする。(殴った直後に気づく)
相手の場にうってつけのブロッカーがうじゃうじゃ。
しかし、ここからお相手も殴り合いの姿勢を見せてくれたことで、ライフレースが開始。
渾身の《騎士国のエオメル》が4/4軍団と相討ちになったのは残念だが、レースは成立。
お相手が《剛毅なるサムワイズ》で弓使いを回収したのを見て、こちらも負けじと《サムの捨て身の救出行》で弓使いを回収。構築さながらの弓使い後出しゲーに。

ライバル出てくるの早すぎなんよ…

最後は相手の黒マナが寝たのをチャンスと捉え、指輪ルーティングに合わせて弓使いでブロッカーを排除。《間に合わせの棍棒》を構えながら少し余裕を持ってGG。
すごいゲームだった…

3G目:
熱戦の後の3G目、またも初手に弓使い…逆に怖いが嬉しいのは事実。
こちらが《黒門からの突撃》《ナズグル》を優先して展開していると、3T目エンドにお相手が先に弓使いをキャスト。このマッチお互い絶対弓使い引いてるな…
返しに軍団生け贄で《バルログの鞭打ち》でナズグルを処され、先出しの理由が判明。
相手の白1マナだけが浮いているうちに弓使いで弓使いを処す。これでだいぶ有利。
黒門で膨れた軍団を相手はどうにもできずイージーウィン!

プレミもしたけどこの弓使いミラーマッチ取れたのは大きい!


③ vs WRg 〇×〇

ツイートで後で知りましたが、フォロワーのにこさんとの一戦。

1G目:
後手スタート。3色出る上に《黒門からの出撃》→《群がるモリアのやから》or《引退した忍びの者、ビルボ》の綺麗な動きの見える良い初手。
2T目に《騎士国のエオメル》を引き込んだため、やから→エオメルのプランに決定。
しかし、お相手が2T目の《ウォーゼの先導者》経由で先にエオメルを走らせてくる予想外の展開に。
エオメルでエオメルは止まらない上に《エントの憤怒》という超絶裏目もあるため、先に《バルログの鞭打ち》でエオメルを除去。
お相手が5T目を《最後の同盟の戦い》で《ローハンの王、セオデン》をサーチするターンに充てたお陰で、こちらのエオメルを安全に走らせることに成功。
お相手の英雄譚2章は《ローハンの軍団長、エオメル》(弱い方のレアエオメル)をサーチ、セオデンとの組み合わせでワンチャンを狙ってくるプランか。
以降はお互いに高パワーで殴り合いチャンプし合う激しいコンバットが繰り広げられる中、《レンバス》がいぶし銀の働きを見せる。
棍棒の餌にすることでボードアドバンテージを大きくこちらに傾け、GG!

2G目:
お互いに低パワーなクリーチャーしか並ばない緩やかなスタートを切るが、4T目にお相手がレアエオメルを走らせてきて戦いの口火を切る。
エオメルを棍棒で処すとこちらの《ゴルゴロスの戦獣》で盤面は一旦膠着するが、なぜか筆者、ゴルゴロスでパンチしてしまい盤面は若干お相手有利に。
その後もガンダルフをバットリとして温存しすぎたために指輪1ドロー分損するなどよろしくないプレイが続き、ボードアドバンテージを取り返せずGG…
終始良くないプレイの多いゲームでした。

サイド:
先手のため赤黒にサイドチェンジ。

3G目:
土地は山2枚しか出ないものの初手に弓使いがまた来たため強気でキープ。
お相手は《東マーク軍団の騎兵》《ローハンの姫君、エオウィン》《ゴンドールの使者》という綺麗なムーブだが、こちらもサイドインした《オログ=ハイの破壊者》の4/4スタッツが偉い。
しかしこのとき実は筆者、破壊者がゴブリンでもオークでもないと気づいていない

ゴブリンって何?オークって何?

騎兵との1:1交換を嫌がり攻撃を躊躇ってしまう。
その後はこちらの破壊者とお相手の《ドゥネダインの刃》付き騎兵とでレースが始まり、トランプル持ちの《怒り猛るフオルン》を着地させたお相手の盤面が少し優勢に。
こちらは手札に眠っている《ドゥリンの禍、バルログ》さえ出れば勝てそうだが、マナが足りない…というところに《群がるモリアのやから》が駆け付ける。

一方でその裏ではお相手も《最後の同盟の戦い》で《ローハンの王、セオデン》《騎士国のエオメル》を引いてきており、フオルンのトランプルや3章の二段攻撃と絡めれば簡単に人が死ぬ状況に…
ひりつくようなライフレースの中、筆者は《オークの急襲》によるセオデン除去と《ナズグル》のダブルアクションに宝物を充てることに。
これでバルログキャストがまた確定しなくなってしまったが、デッキに眠る土地の枚数(10/25枚)からも勝機はある。

そして3章でフオルンが二段攻撃トランプルになる運命のターン、お相手は新しいフオルンを立たせながら刃を装備した6/6二段攻撃トランプルでアタック!
ブロッカーのフオルンに指輪がついたためバルログは出てもブロックされてしまうが、タフネス3のナズグルのみでブロックしてライフ1まで受ければ、残りのアタッカーの合計パワーは相手のライフと同じくちょうど10。
返しに引いて勝てるカードは以下の通り。

  • 土地10枚

  • 《騎士国のエオメル》1枚

  • 《バルログのむち打ち》1枚

  • 《いとしいものを取り返す》1枚

  • 《間に合わせの棍棒》1枚

  • 《レンバス》1枚からいとしいものか棍棒を引く

14/25=56%+αで勝てる賭けは悪くないと考え、上記プラン通りナズグルのみブロック!

きちゃあああああ

返しのターン、《沼》を引き込んだ私は賭けに勝ってGG!

前半戦のハイライトとなる良い勝負でした!!


④ vs BRGu 〇×〇

1G目:
先手スタート。
こちらは景気良く《角笛城での結集》《マザルブルの書》と展開していきますが、お相手も《闇の森の蜘蛛》《ウォーゼの先導者》《蛇の舌、グリーマ》と1,2,3で動いてくる。
蜘蛛とグリーマが邪魔で殴れないため、マザルブルの3章を待ちながら《受け継いだ封筒》で小休止。するとお相手は《ナズグル》で追い討ちをかける。こちらの手札の《騎士国のエオメル》は中々出せない。
返しのターン、《いとしいものを取り返す》でナズグルを処理し、《黒門からの突撃》も出して威迫のついたクリーチャー達でフルパン!
お相手は土地が止まりファッティを着地できない状況のため、目の上のたんこぶであった蜘蛛を《バルログの鞭打ち》で処して盤面を片付けていく。
最後お相手がなんとか出した《柳じじい》もエオメルと軍団を止めきれずGG!

サイド:
後手だが緑相手ということでサイズ面で戦いやすい赤黒にサイドチェンジ。

2G目:
1マリガンスタート。
お相手は今回も《東方人の先陣》《闇の森の蜘蛛》と軽量クリーチャーを展開してくるが、こちらも一歩遅れて初動《ナズグル》→《オルグ=ハイの破壊者》とまずまずのスタートを切る。
手札のエオメルが活かしにくいのを嫌ってナズグルと蜘蛛の相討ちを誘うが、これをスルーされて違和感を感じる。
するとここで5T目にお相手は《ドゥリンの扉》をキャスト!

ガチャの時間だあああああ

ブロックできない破壊者の前をタダで出た《怒り猛るフオルン》が通過する!
こうなると扉はもう手が付けられず、ライフレースを仕掛けてガチャが外れるのを願うのみ…
願いも虚しくその後も《ナズグル》《怒り猛るフオルン》と当たりを引かれGG…

3G目:
初手に《オークの弓使い》。
2T目エンドまでお互いにアクションがなかったが、こちらが3つ目の土地と《マザルブルの書》を引き込んでいたため、実質速攻として軍団が走れるよう弓使いを2T目キャストすることに。返しにマザルブルで殴ってお相手残りライフ16。
相手の3T目のナズグルは《いとしいものを取り返す》で突破。残り11。
お相手はさすがにまずいと感じたのか、《群がるモリアのやから》→宝物消費で《友情の対抗心》と動き弓使いを除去。返しは《オルグ=ハイの破壊者》を着地させ5/4威迫パンチで残り6。
お相手の出してきた《怒り猛るフオルン》は堅いが、《火の中へ投げ入れる》+破壊者と交換を迫る。4/4軍団は2/2軍団でチャンプされてライフは残り6のまま。
お相手は《袋小路屋敷の荷運び人》を立て、《サムワイズの捨て身の救出行》でナズグルを回収し延命を図る。
こちらのターン、4/4軍団が荷運び人と相討ちになるが、トップした《オリファント》がこの日初めて着地。
するとお相手はここから挽回すべく《ナズグル》x2を連打!!
しかしこちらもトップした《沼》のお陰で《ドゥリンの禍、バルログ》が着地!!
合計パワー15のトランプル2体で相手の合計タフネス9を突き破り、ライフはちょうどゼロ!!

さっきからギリギリすぎるってばよ💦

2マッチ連続で土地トップ→バルログフィニッシュは心臓に悪すぎ!!

笑ってるんじゃない、君のことだよ

ここで削り切れていなければ指輪4&ハンド1枚多いお相手が俄然有利だったかもしれず、弓使いを勿体ぶらなかったのが功を奏しました。


⑤ vs BG ×〇×

1G目:
後手スタート。
お相手は2T目《忍耐強く企む者、ゴラム》からの幸先良い初動。
3T目は森を置いてエンド、黒緑なのでじじいを警戒。
こちらは初動《群がるモリアのやから》の微妙なスタートだが、4T目《ゴルゴロスの戦獣》に期待を寄せる。
するとお相手は返しにゴラムでアタック、軍団との相討ちを狙ってくる。望み通り受けると《闇の森の蜘蛛》からの《サムワイズの救出行》でゴラム回収と動かれる。土地が止まったため指輪2を優先した模様。
こちらはゴルゴロスと蜘蛛の交換を嫌い、《歴戦のゴブリン》と《ナズグル》を展開。
返しに蜘蛛が指輪ルーティング、4つ目の土地に届いたお相手は《柳じじい》を着地。ここまでは予想通りの展開。
じじいは許すと碌なことがないため、《いとしいものを取り返す》で除去。
返しにこちらのナズグルも除去される。
相手は追加の蜘蛛を出してくるが、盤面の圧は減ってきたところでゴルゴロスを着地させる。
この返しにお相手は《怒り猛るフオルン》を着地させ、指輪4の1/1接死蜘蛛が完成してしまう。毎ターンアンブロ4点クロックが完成。
ここで筆者、ライフレースを成立させようと、ブロッカーになっていた指輪を持っていない蜘蛛を《オークの急襲》で除去
結果的にこれが裏目となり、指輪蜘蛛を除去する手段がなくGG…
相手が最後に追加のブロッカーを立てられなければ削り切れていたものの、指輪ルーティングの強さを思い知る…

サイド:
先手のため赤黒にサイドチェンジ。蜘蛛に刺さる《火の中へ投げ入れる》もサイドイン。

2G目:
初手にやからとバルログのセットが見えるため、5T目バルログプランを目指す。
お相手は4T目に《柳じじい》を着地させるも、予定通り5T目にバルログを着地させ、ライフを攻める。
バルログは返しに即《いとしいものを取り返す》で除去されるも、じじいを道連れに。お相手氏、それならじじいでチャンプできたのでは?
その後、蜘蛛を弓使いで処して残りライフ5まで攻めきり勝負あったかと思っていたが、お相手の《黒の息》がぶっ刺さり全滅。
救出行でじじいを釣り上げられたり《カザド=ドゥームのトロール》を出されたりとまずそうな展開であったが、最後は指輪持ちの《ハラドリムの槍使い》+《間に合わせの棍棒》でフィニッシュ!

サイド:
後手でシャクるために《部屋への急襲》をイン。

3G目:
1マリガンスタート。
土地2で2ターン詰まってしまい厳しいところだが、《部屋への急襲》が地味に刺さり序盤を耐える。
しかしその後も土地3で9ターン目まで詰まり、そうこうしているうちにお相手さんの《カザド=ドゥームのトロール》が着地。
除去しようにもマナが足りず、泣く泣く《ハラドリムの槍使い》を生贄に宝物も使って《バルログの鞭打ち》をキャスト…
そんな戦い方で勝てるはずもなくGG…

1マッチは土地事故で落とすのは覚悟していたので切り替えていく!


⑥ vs UGw ×〇〇

1G目:
後手スタート。初手にオークの弓使い。
2T目にお相手さんの出した《ニムロデルの監視者》を弓使いで除去る。なんかどこかで見たなこの動き…
お相手は《アルウェン・ウンドーミエル》を着地、ついにここでシミックと激突…!
気にせず《マザルブルの書》で4/4まで育った軍団でパンチしていると、《ここは通さぬ!》でシャクられる。中々ケアれないやつきた…
このシャクられが大きかったのと、指輪ルーティングを介しても土地しか引かないターンが続き、サイズで押し込まれGG…
2ゲーム連続で事故は少々悲しい。

サイド:
先手のため赤黒にサイドチェンジ。

2G目:
《群がるモリアのやから》→《騎士国のエオメル》が見える良い初手だが、土地が3枚で止まる…
泣く泣く宝物から《オルグ=ハイの破壊者》をキャストするが《たぶらかしの呪い治療》で寝かされてしまう。
その後も土地が中々伸びない間に《性急なエント、せっかち》を着地され絶体絶命となるが、数合わせで入れた《モルグルの刃による傷》でパワーを下げなんとかレースに持ち込む。
後続の《気前のよいエント》もせっかちを誘発させる危険な展開であったが、最後は除去で押し込みGG!

サイド:
《部屋への急襲》をイン。

3G目:
クリーチャーが《騎士国のエオメル》だけのハンドだが除去を信じてキープ。
2T目に着地したウンドーミエルに《モルグルの刃による傷》を貼り付ける。相手はシステムであるウンドーミエルを大事にする→ライフを結構失わせるだろう、という読み。
この読み通り、モルグルで8点のライフを失わせた後、最終的に一度もシステムを使わせることなくチャンプブロックさせることに成功。

初めて強いと思ったよ君

このウンドーミエルは《剛毅なるサムワイズ》で回収されるも、システムを始めるには時すでに遅し。
こちらのエオメルと除去が火を噴き、最後は部屋への急襲でシャクってGG!


メインデッキ変更

あと2勝でDay1通過というところでふと我に返る。
ここまでタッチ青では4勝4敗なのに対して、サイド後の純赤黒では7勝2敗と大きく勝ち越していた
もちろんサイドチェンジによる勝率UP等も考えられるが、それは相手にとっても同じことであり、これだけの勝率差は真摯に受け止めるべきと判断。

ここまでマッチを勝ち抜いてきたのに戦略を変更することへの危惧もあったが、少々使いにくいカードも混ぜた純赤黒をメインデッキに据えることに。
変更後のメインデッキがこちら。

4マナ域とモルグル*2が苦しいが、形にはなっている

豊富な2マナ域により4T目のアクションが担保されており、ターンムーブも問題ないと判断。
ここまでの試合でも決して《うなる魔狼》《オルグ=ハイの破壊者》《モルグルの刃による傷》がお荷物にはなっていなかったことから、これらを信じて残りの(最大)2戦を戦うことにした。


⑦ vs BG 〇〇

1G目:
後手スタート。初手に弓使い。
お相手の2T目《ウェストフォルドの乗り手》を弓使いで綺麗に落とす。この動きもどこかで見たな…
その後は《黒門からの突撃》《歴戦のゴブリン》《騎士国のエオメル》《ゴルゴロスの戦獣》と押し付ける犯罪ムーブでGG!

いや…正直すまんかった…

サイド:
多くのカードは見えなかったが、白黒デッキということでマジックナンバーであるタフネス4を越えるのが難しいと判断。
《モルドールの投石機》をイン。

2G目:
犯罪ムーブのツケでダブマリスタート。しかし初手には弓使い。
お相手さんは《東マーク軍団の騎兵》から《ウェストフォルドの乗り手》と展開し、1G目同様にシャクれるかと思いきや、筆者が2T目に出した《黒門からの突撃》を即除去。残念。
こちらは《ナズグル》《マザルブルの書》と強カードを展開し、相手も負けじと《灰色の軍勢の誓言》《野戦指揮官、ファラミア》と展開。
ここで、ダブマリによりカードアドバンテージの差が大きく開いているため、3章が機能する前にこちらから仕掛けないと勝てないと判断。
敢えてファラミアではなく軍団を止めている《東マーク軍団の騎兵》を《いとしいものを取り返す》で除去し、先に殴り始める。

知ってるの、君は大したことがないファラミア

お相手もレース展開と認識し、ファラミアとスピリットトークンで殴り始めるが、こちらの取っておいた弓使いがブロッカーを排除してレースを加速させる。
相手が投下してきた《城門破り、グロンド》のトランプルが怖いものの、《騎士国のエオメル》の援助もあり先に相手を守勢にさせることに成功。
最後はサイドインした《モルドールの投石機》がダメ押しの飛行アタッカーを追加してGG!

ダブマリから捲って気持ちよくバブルマッチへ!


⑧ vs BR ×〇〇

1G目:
先手スタート。
こちらが《歴戦のゴブリン》から入ると、お相手さんは《ウルク=ハイの体調、マウフール》をプレイ。

来たぞ…マジレス赤黒最終決戦…

システムとしてもアタッカーとしても偉いマウフールには《モルグルの刃による傷》を貼り付ける。
お相手さんは惜しげもなくこれを追放し、《モルドールの召集》をプレイ。1回は我慢して2/2で出しそうなのに、不気味な動き。
こちらが4枚目の土地を引けずもごもごしていると、お相手さんは《一つの指輪》をプレイ!

1万ドルのJD vs 3億円のラスボス

《一つの指輪》自体はリミテッドでは構築ほどのカードパワーを示しにくいものの、筆者としては17landsの指標は低すぎると感じているカードです。
事実、top playerのみ絞った指標では善戦しており、使い手の腕がよく表れるカードと言ってよいでしょう。
また、アドバンテージが重要なシールドの方が強さも表れやすいはずです。

以下、premier draftの《一つの指輪》データ
(all users) GIHWR 56.2% (107/257) IWD 4.1pp (84/257)
(top players) GIHWR 62.4% (74/244) IWD 7.6pp (26/244)

《一つの指輪》について語るカフカ

これにより土地が止まることがほぼなくなったお相手さんは、《死人占い師、サウロン》を展開。
土地が伸びず黒ダブシンも出ない筆者は《いとしいものを取り返す》を当てることもできず、最後の望みのいとしいものを《ゴラムへの拷問》で落とされてGG…
バブルマッチで土地事故は悲しい。

サイド:
ここで普通の考えであれば《火の中へ投げ入れる》をサイドインするのかもしれませんが、筆者は「1点ダメージモードが刺さるクリーチャーが見えておらず、マウフールも向かい風」「指輪に後引きの火の中を当てても既に付いたアド差は返せない」と考え、敢えて《火の中へ投げ入れる》をサイドインしない方針としました。

構築では対指輪の良サイドだが…

構築でも指輪メタとして機能している《オークの弓使い》(+救出行)で十分、という考えがあったのも勿論です。
この戦略が合っていたかは分かりませんが、お互いに《一つの指輪》がある構築とは違う戦い方を取るべき、と判断した次第です。

2G目:
初手に弓使いがあるためキープ。
お相手さんはこちらの《歴戦のゴブリン》に《ミナス・モルグルのゴルバグ》を当て、こちらの2/2軍団にマウフールを積極的に相討ちさせてくる。
既に《一つの指輪》を持っているためアドバンテージに無頓着なのかもしれない、と思いながら弓使いでマウフールをしっかりとシャクる。
こちらは今回も土地が3枚で詰まる苦しい戦況だが、来る《一つの指輪》に備えて軍団を育てながら削れるうちにお相手さんのライフを削ることに。
その後、お相手さんの土地が5枚に伸びたところでまたもサウロンが着地。
しかし、備えていた《間に合わせの棍棒》がしっかりとサウロンに刺さり、仕事をさせない。
追い討ちをかけるようにお相手さんは満を持してこのゲームも《一つの指輪》をプレイ!!
戦況は似ているようだが、このゲームは既に弓使いが場に出ているのが大きな違い。
構築さながらの《一つの指輪》VS《オークの弓使い》戦争が勃発する。

弓使いを除去するために指輪を起動していくお相手さん…
それを咎めるべく倍速でライフを削っていく弓使い…

指輪物語 頂上決戦

ついに最後までお相手さんは弓使いへの解答を探すことができず、8/8まで育った軍団によりKO!!

3G目:
泣いても笑っても最後のゲーム。
何度も助けてもらった弓使いは初手にないが、やから→エオメルの動きが見えるためキープ。
2T目は《歴戦のゴブリン》と《角笛城での結集》のどちらをプレイするか悩み、後者を選択。結果、これにお相手さんが弓使い対策で入れたであろう《火の中へ投げ入れる》が刺さる。
3T目にお相手さんは《ウルク=ハイの狂戦士》をプレイ、こちらは予定通り《群がるモリアのやから》。
4T目には軍団を《レンジャーの松明》で焼かれ、指輪2の狂戦士でルーティングを始められてしまうが、ここでこの試合はお相手さんの土地が止まる
であればとこちらは引き込んだ土地から《騎士国のエオメル》を走らせ、攻守逆転を迫る。お相手さんの残りライフは15。
しかしこのエオメルはいとしいもので落とされてしまい、攻勢は続けられず…
他方、ルーティングしても土地を引き込めないお相手さんも苦しい状況。
指輪2付きの狂戦士を止めたい筆者は《マザルブルの書》の1章+《部屋への急襲》で無理やり落とすことに。このプランは《悲惨な最期》で狂戦士をサクられたことでアドを取られてしまうが、結果的に相手の盤面を空に近い状況にすることに成功。マザルブルの書の3章で攻め立てるチャンス。

時間がない、急げ!

次のターンに《ゴルゴロスの戦獣》を展開して契機を待つ。お相手さんの残りライフは13。
流石に土地を引き込んだお相手さんは《キルス・ウンゴルの巡回兵》で盤面を落ち着かせに来る。
そしてマザルブルの書の3章、合計パワー11の威迫軍団で攻め立てると、お相手さんは巡回兵を大事にしゴルゴロスをスルーすることに。残りライフはあと5!

あとワンチャンスを狙いに《オログ=ハイの破壊者》《歴戦のゴブリン》を展開し、全てのリソースを吐き出す筆者。
しかし、ここからお相手さんは怒涛の粘りを発揮。
ドローで蓄えた豊富なリソースを基に《マザルブルの書》《角笛城での結集》と展開し一気に3体のブロッカーを並べ、巡回兵による食物生成まで構えてくる。
ライフゲインはどうしても許したくない筆者だが、次のドローは《山》。ライフを攻められない盤面になってしまったため、泣く泣くゴルゴロスのチャンプブロックを許し、相手の場には食物が…
そして次のターン、お相手さんはマザルブルの書の2章に加え、追い討ちのように2枚目の《角笛城での結集》+《ロヒアリムの槍兵》と展開。計7体のクリーチャーで、逆にマザルブルの書3章によるこちらの死が見えてきた状況に…

こんなに並ぶなんて聞いてない…

絶体絶命の場面になるが、ここでお相手さんはさらにこちらの《ゴルゴロスの戦獣》に《モルグルの刃による傷》まで貼り付けてくる。
こちらへのライフルーズを迫ったのかもしれないが、結果的にこれが運命を左右する一手に。

このターン決めねばならない筆者がトップしたのは《間に合わせの棍棒》!

!?

お相手さんは最大限の展開をしたために1マナしか構えられておらず、食物でのゲインはできなくなっている
残りライフは変わらず5であり妖怪1点足りない状態だが、お相手さんには棍棒が見えていない以上、何かコンバットを間違えれば削り切れる状況に。
お相手さん目線、次のターンの3章で試合を決めたいはずであり、できる限りアタッカーを残したいという心理も味方になるはず。
そんなことを考えながらも、他にやることのない筆者は多くの時間をかけずにクリーチャー4体でのフルパンを選択。

ここで時間をかけすぎてしまうと、お相手さん目線では何かこちらにリーサル可能性があるとバレやすくなる。
幸い複雑な計算の必要ではない棍棒だったこともあり、パッと見で諦めのフルパンと見せるよう極力振る舞うべき。
エモートでの「グッドゲーム」等も逆に怪しくなるためしないようにした。

カフカ的心理戦

結果、ここでお相手さんは1分以上の時間をかけて慎重にコンバットを計算。
お相手さんは最終的に、巡回兵+4体のアタッカーを残すために2/4の《ゴルゴロスの戦獣》をスルーすることを選択

マウスを握る手が震える瞬間

GG!!


これにより、7-1でなんとかDay2に進出することができました。
8マッチ中先手スタートは4マッチと特別上振れていないものの、初手の《オークの弓使い》率が高かったのは上振れと言え、多くのゲームで値千金の仕事をしてくれました。

所属しているゆる速サーバではもう1名Day1通過者がいたため、鼓舞し合いながらDay2へ臨みます。

7/16 Day2 シールド(BO3)

執筆中

勝因

最後に、需要があるか分かりませんが、今回も私なりに勝因を考察してみました。
もちろん一番の勝因は《オークの弓使い》を初手に多く引き込めた運なのかもしれませんが、それ以外にも考えられるものを列挙してみます。
適宜読み飛ばしていただいて構いません。


①進化

Day1のところで述べた通り、前回の予選ウィークエンド通過のときからもシールド構築手順を見直してみました。
手順に正解はないですが、一つの方法論に固執せずに私なりにやり方を進化させられたのは今回の結果にも表れていたものと信じております。

そもそも環境毎に特色があるため、方法論には多少の柔軟性を持たせるべき、というのが持論です。
柔軟性があるからこそシールドの楽しさも広がっていくはずです。

・LTR:まずは赤黒をやれるかが争点
・MOM:多すぎるレアの活用方法
・ONE:色を越えた大テーマ選択 (毒/油/ファクト)
・BRO:パワーストーンによる特殊なターンムーブ
・DMU:大多色環境(土地の重要性高)
etc…

各環境の特色 ~みんな違ってみんないい~

今後も筆者自身、方法論として一定の軸は残しつつも、どんな手順でデッキを構築していくか模索していこうと思います。


②練習

今回、冒頭にも記載した通りプレイインでの場数を多く踏むことができました。
プレイインには貴重な参加費を払って参加しているプレイヤーが多く、予選ほどではないとは言え、真剣な勝負を味わえる良いイベントです。
オンラインでもそのような真剣な事前練習の場が与えられたことで、環境の特色に応じた戦術を予め練ることができたと思います。
今まで筆者は権利がある場合必ずしも参加しておりませんでしたが、今後は積極的な活用を心がけたいと思っております。


③根性

今回もいつものような精神論を一つ。

この環境は非常にひりつくようなライフレースになりやすいと感じております。
そんな中で、時に一見して明らかに負けている場面でも、よく考えれば可能性が残されていることがあります。
今回であればDay1のバブルマッチはその代表例になりますが、自分目線では結果が確定している場面も相手目線ではそうではないことを常に考える必要があります。

そして、MTGは結局完全情報ゲームではない以上、心理戦の要素を多分に含みます。
ある結論を考えるために時間をどれだけかけたか、盤面のどこを確認していたか、などの情報は、オンラインであるMTGAですら心理戦に影響を与えます。
(なんなら表情が見えない分、よりオンラインの方が重要とさえ言えます)

できる限り相手にこちらの状況が読まれにくい/勘違いさせるように振る舞えたのは、今回の勝因の一つと言えると感じております。


以上、本当に自己満足かつかなりの精神論を含んだ振り返りですが、私としてはこれらが勝因であったと分析しています。


おわりに

ここまで読んでくださった方、誠にありがとうございます。

また、YouTube配信終了後の居場所として私のDiscordサーバも開設したので、こちらにもお気軽にご入室ください!
リミテに関する質問や議論、中には指導してくれる方もいらっしゃいます!

それでは!また次回記事か配信でお会いしましょう!
バイバイ、さよなら、再見

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはMTGリミテッドの発展に繋がる形で使わせていただきます! (一部、災害支援等への寄付にも使わせていただくことがございます)