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世界一周読書(🇫🇷フランス編❶)「星の王子さま」サン=テグジュペリ


Bonjour(ボンジュール)、シュウです。
世界一周読書の旅をしてます。

今日から旅のスタートです。
11月の前半はフランス🇫🇷に関する書籍をジャンルや年代問わず、面白そうな本をピックアップしていきます。

今までテーマを決めずなかった読書を、少し世界に目を向けて、気ままにアウトプットしていきます。

まずその国を知ってみる

せっかくなので、毎回その国の情報も入れながら、選んだ国の文化や生活なども合わせて学んでいこうと思います。

時代背景や地理情報などを調べながら読むと、これまでとは違って、何となく文章が映像化しやすく、比較的早い段階でその本の世界に没頭出来る感じです。

では、今回は現在よフランスの基本情報から。

▼フランス基本情報

人口:約6800万人(日本の半分強)

面積:54万9,134平方km(日本の約1.4倍)

首都:パリ

フランスの誕生:843年に「カロリング朝フランク王国」という国が分裂し、870年にフランスが誕生。この時イタリアやドイツの原型も誕生し、その時にできた「西フランク」という国が現在のフランスのベースとなってるようです。

フランスの歴史って、フランス革命とナポレオン位しか覚えてませんでしたが、長さで言うと1150年位の歴史があるんですね。

ヨーロッパは民族や宗教、戦争、植民地と日本とは異なる歴史を辿っていて、調べてみると知らないことだらけで面白いです。

次の投稿では、もう少し深めの情報を書いていきます。

では、本編へ!

星の王子さまについて

まず記念すべき世界一周読書の第一冊目は全世界的に超有名なこちら。

星の王子さま

タイトル:「星の王子さま」

著者:サン=テグジュペリ(1900〜1944)

この本は、なんと200以上の国で読まれ、推定出版数が2億冊を超えるとも言われている作品です。

出版されたのは1943年。第二次世界大戦の真っ只中で、ちょうど著者がフランスからアメリカに亡命してる時に書かれたものです。

子どもの頃から飛行機に憧れがあり、戦闘機や郵便輸送機に乗ることとなるが、不遇のサラリーマン時代を経て、26歳で作家デビュー。

自身の飛行士としての体験を書いた作品が多かったようで、この本に出てくる主人公も飛行機のパイロットです。

第2次世界大戦が始まり、ナチス・ドイツの占領からアメリカへ亡命するも、自ら志願して、フランス軍偵察隊として再び偵察機の搭乗員となる。

しかしら困難な出撃を重ね1944年コルシカ島の基地を発進したまま帰還せず。

因みに、このコルシカ島ってあのナポレオンの出生地でも有名な島なんですね。

あと、あの宮崎駿氏はサン=テグジュペリの愛読者で、映画「紅の豚」で1920年代の飛行艇乗りを描いてます。

そんな背景をイメージしながら、あらすじに移ります。

あらすじ

ある飛行士が砂漠に不時着し、そこで小さな星からやってきた星の王子さまと出会うところから始まる物語です。

この物語の舞台となる地球で様々な人々の考え方や価値観を学びます。

そして、故郷に置いてきたバラの花への想いやキツネとの出会いを通じて、人が忘れそうになってしまっている大切なことを、優美で繊細な描写で、我々読者に気づかせてくれます。

最後は飛行士と王子さまの別れのシーンに移って、物語が終わっていきます。

大切なものは、目に見えない

この本では様々な大切なことを伝えてくれますが、著者が最も言いたかったことは、「大切なものは、目に見えない」です。

作中では、「目に見えるものだけを信じる大人」が度々登場します。現代社会においても、大人になると人を収入や財産などの数字、容姿や煌びやかな生活などの目で見えることで判断してしまう人が多くいます。

しかし、人の本質とは、容姿や地位など、目に見えるものだけで分かるものではありません。

もし、日々の生活で「生きづらい」と感じているとしたら、「目に見えるものでしか価値を判断できない」大人たちの目によるものがその理由なのかも知れません。

そして、「そんな大人にならないよう、目に見えないものを大切にしていた子供のころの気持ちを忘れないでほしい」本作にはそんなテーマが込められているように思います。

他にもまだまだ大切なことが沢山書かれています。読んだことのある人も、まだ読んだことのない人も、少し疲れが溜まった時にこの本を手に取り、見失いがちな人生における大切な何かを見つけていただけたらと思います。

じゃあ、また!Àla prochaine.(アラプロシェンヌ)

好きなフレーズ

きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ

星の王子さま

人間たちは、急行列車に乗り込むけれど、自分たちが何を探しているのかわかっていない。やたら動き回るだけで、自分たちが堂々巡りしていることに気づかないんだ。

星の王子さま

でも、人に感心されることが、なんで、そうおもしろいの?

星の王子さま

子どもたちだけが、自分が何を探しているか知っているんだね。

星の王子さま

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