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やばっ!悪寒がする!と思ったのが日曜日。
体温計が軽〜く38度を超えたおかげで、月曜日から水曜日までほぼほぼ涅槃仏と化していた。
身体全体が、ウィルス軍VS免疫力軍のバトルフィールドと化しているらしく、身体を地面と垂直にする行為自体がかなり困難な状態。
直立二足歩行がいかに体力を必要とするかも、今更ながら身を以て理解した。

うーん、村の診療所へ車を走らせるべき?
とも考えたのだけれど、発熱している場合は車の中でさんざん待たされた上、抗原検査キットでコロナかどうかの判定を受ける必要があり、更にざっくり5,000円ほどを支払うのである。これではなんだかますます具合が悪くなりそうではないか?
これは、もう家で仰臥しておった方がよろしい、と判断し、地面と平行に過ごす道を選んでみた。

問題となったのは、トイレである。
健康な時、人は何も考えることなくトイレへ行き用を済ませるものだ。
が、涅槃仏状態の場合、重力に争い身体を垂直に立ち上げるだけでもかなりの時間を要するのだ。
その上、更に二足歩行して8mくらいを移動せねばならず・・・。
8mどころか80mにも感じられたトイレ旅行💦

そのトイレ旅行があまりにも辛いので、Amazonおまる的なものをポチろうかと真面目に考えたくらいである。

いやいや、ちょっと待とうか?
熱が下がったら無用の長物になるのがオチだよ?

と自分に言い聞かせて押し止まった。

一応、念の為、AmazonでPCR検査キットをポチり、例の病かどうかの確認も致すことにする。

ありがたいことに、水曜日に友人から救援物資が届き、その中に麻黄湯という漢方薬が入っていたのだけれど、これが効果てきめんでとりあえずリアル涅槃へは行かずに済んだのだった。この友人は、同い年なのにお母さん的なところがあり、他にもマヌカハニーのキャンディーとかヨモギエキスとか乳酸菌とかみかんとかバトルフィールド平和な草原化してくれそうなグッズを同梱してくれており、それがマジマジで超ありがたかった。

そして迎えた木曜日の朝、目を覚ました瞬間に我が免疫軍勝利した事が体感としてわかった。夜、本体が寝ている間に、体内で関ヶ原の決戦が行われたらしく、時折出てくるにさえ

ふっ、敗残兵め

と笑う余裕さえある私。

とはいえ、子どもに頼まれている書類の提出期限が迫っていたので、なんとか再起動した脳みそをフル稼働して、書類の穴を埋めることに終日追われたのだが。すると、まるでそれを見越したかのようにドイツの子どもからアドベントカレンダー(というかカード)とチョコレートが届き、気分が⬆️したのは言うまでもない。

へえ、
このタイミングで届くんだ?
見てたの?

という不思議感もありつつ。

が、インフルエンザウィルスはなかなか手強くそう簡単には出ていかなかった。結局、金曜日も土曜日も涅槃仏に逆戻りし、日曜日にいくらか立ち直るという散々な結果と相成った。

敗残兵強し!

心配した母(89歳)が様子を見に来てくれてこう言った。

お前もええ年やさかいに無理せんときや〜

はーい

と返事をしながらも、なんだか笑ってしまった。

親って子供が幾つになっても心配する生き物なのね😅




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