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病は気からというから気が病んじゃったのかしらね?私?
病院で華々しくCTとかMRIだののデビュー戦に挑んだ結果、良性腫瘍だと判明し、まあ早急に死ぬっつーうものでもないのね?という結果に落ち着いた。
問題は場所である。耳下腺という首の辺りにある腺に出来ちゃったんだよねー、これが。場所があまりよろしくない。もっとも外からは見えない(わかりにくい)のではあるが・・・。

しかも、今は良性だがいつか悪性になる可能性もあるという。
いつかっていつよ?
ってことは不発弾を抱えながら生活していく的な?もちろん外科的な措置も可能ではあるのだが、耳下腺の中を顔面神経が通っているために、術後、顔面麻痺の後遺症が残るリスクもあるという。能面の様な自分の顔を想像する。ムンクの叫びを思い浮かべてほしい。あの顔で叫んだから、私。

え〜〜〜!

で、いつものようにググりまくって漢方薬が功を奏する場合があるという記事を見つけ、近くの漢方外来へ飛び込み、まずは真面目に漢方薬を服用している。
母には言っていない。
うっかり言おうものなら、あらゆる種類の健康食品だのサプリだのをどっかから見つけてきて、やれ、これを飲め、あれを食べろ、だいたいこうなったのはお前が養生しないからだ〜〜〜!と畳み掛けてくるのは火を見るより明らかだからである。

絶対に言わないでおこうと思っている。

それでも日常は続いていくわけで、今の問題は電話が繋がりにくいというところ。iPhoneの呼び出し音が聞こえにくいと母が言うので、スピーカーを弟2号がゲットして使い始めた。が、近くにいる時はいいのだが、離れるとスピーカーは用をなさない。加えて、母のiPhoneの扱いがも一つなので、声が聞こえたり聞こえなかったりという問題までもが頻繁に発生し、挙げ句の果てに電話口で「なんやこの電話は!」と一方的に怒って切れたりもするのである。

だが、問題はそこではない。以前、弟1号が携帯電話を母に持たせたところ、使っていた固定電話を母がさっさと解約してしまったがために、母宅には固定電話が無い。弟1号が、このさっさと解約した件についてかなりムカついていて「俺はノータッチだから」との姿勢を崩さない。弟1号は、案外根にもつタイプらしいと判明した。

しかしながら、あまりにも連絡が取りにくいので、私は固定電話を再度入れてほしいと言っているのだが、この解約事件の影響もあり、弟たちは馬耳東風なのだ。この馬耳東風大問題なわけ。必要だからやってるんだよ?電話連絡。1日に5回も6回も電話する身にもなってくれないかな?連絡手段1つより2つでしょ?と私は思う。

弟たちとの間にはもう一つ問題があって、それは母の使っていた車N-WGNに関するあれこれ。母が事故ったがために車の運転を諦めていただいたのだけれど、母としては今まで乗っていた車に対する愛着があるらしく、母の用で出かける時は母の車、自分の用で出かける時は自分の車と2台を使い分けていた。ところが、冬に私の乗っていたジムニーがお亡くなりになり、ならばもう車は1台でいいんじゃない?となった。

まあ、そこまでは良かったのだけれど、自家用にも母の車(名義は弟1号)を使うについてはローンの一部を負担してほしいと弟1号が要請してきた。どんな車であっても維持費はかかるわけだしね。それはわかるんだけど、正直言って私はN-WGNが嫌いなのだ。

N-WGNは、平地で乗るならとてもいい車だろう。だが、冬期に積雪する原村で乗るには、実に厄介な車なのだ。地上高が15cmしか無いので雪道を走るのは本当に怖い。決して大袈裟ではなく生命の危険さえ感じるし、轍のできた道などではほぼモノレール状態である。よくぞこんな危険極まりない車を買ったもんだ!と呆れるくらいに。

とはいえ、母があくまでN-WGNに乗りたいと言い張るので、渋々乗っているわけで・・・。その車のローンを払うのはどうよ?と思いつつも支払っているのではあるが、快く払っているわけでは決してない。

だってさー、特に好きでもない厄介な車のローンって払いたい?払いたくないじゃん?が、母は断固N-WGNに乗りたいと言うし、確かに2台は必要ないし、という訳で、なんだか納得のいかないまま厄介な車に乗っているのだが、冬は来る、必ず来る。そして、私は今から冬が怖い〜〜〜!

弟1号は言う。
介護ってさー、結局、人生の最後を伴走するってことだよなーと。
そりゃあそうなんだけどさー、しょっちゅう文句だのお説教だのを言ってくる母のお守りをする身にもなってくれないかな?
固定電話必要だよ?
N-WGNじゃなくてせめてハスラーにしてくんない?
広い意味での介護には伴走者を走りやすくすることも含まれると思うけどねー?

弟たちに支えられていると思えばこそ出来ていた母のケアが、このあたりから急に重ーーーい孤独感満載のイベントと化していく。現場とデスワークの違いっていうか?

こういう時、私は叔母に愚痴る。叔母は長い間祖母のケアをしてきた人なので、言葉にしにくい空気感まで含めてまるっとわかってくれるんだよね。理解されている感はうんと大事。

兄弟間の温度差問題、どうしたらいいんだろう?というのが目下一番の悩みなのである。

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