知識を操る超読書術
2個前の記事で戦略的学習力を学ぶにあたり、4つの本を読むということを記載しました。
①勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書(中田敦彦 著)
②知識を操る超読書術(DaiGo 著)
③インプット大全(樺沢紫苑 著)
④アウトプット大全(樺沢紫苑 著)
今回は②の知識を操る超読書術(DaiGo 著)を読み終わりましたので感想を記載します。
感想
私は本書が伝えたいことは、文章を読める人は多いが、その内容をアウトプットできる人は少ない。どうせ読むのなら、読んだ内容をアウトプットして自分の人生に役立てようということだと理解しました。
各章で、エビデンス・著者の体験談を交えながら記載されているので、信憑性がありイメージしやすかったです。
構成
本書は4章で構成されており、以下の通りです。
1章.** 読書にまとわる3つのフェイク**
2章.** 読書の質を高める3つの準備
3章. 理解力と記憶力を高める5つの読み方
4章. 知識を自在に操る3つのアウトプット**
そのなかでも、特に重要だと感じた2~4章について記載していきます。
読書の質を高める3つの準備**
読書の質を高めるにはつの準備が必要であり、以下の通りです。
準備1.** メンタルマップ(本を読むモチベーションが途切れぎみな人向け)
準備2. **キュリオシティマップ(読んだけどいまいち頭に残らない人向け)
準備3. セルフテスト(どの本を読んでも途中で挫折してしまう人向け)
準備は特に重要であり、よい読書をするには、この準備で70%は決まるとのこと。
私が特に興味を持った準備1、準備2を記載していきます。
■準備1. メンタルマップ(本を読むモチベーションが途切れぎみな人向け)
メンタルマップとは、自分の人生の目標や行動を視覚化したもの。
やり方は、この本を買う理由・この本を買うともたらされるメリット・この本を読み終えたあとに期待していることを箇条書きで書き出します。
その効果は文字通り、読書中に迷子にならない「地図(マップ)」を示してくれることです。集中力が途切れてきた際に3つの箇条書きを読み返すことで、本の興味を取り戻すことができます。
■準備2. キュリオシティマップ(読んだけどいまいち頭に残らない人向け)
キュリオシティマップとは、本の内容を記憶に残す準備。
やり方は、その本のジャンル・テーマ・目次を確認し、左側に知っていること、右側に知らないことをノートに書きます。
右側の知らないことに集中して読むことで、読書の効率が上がります。
理解力と記憶力を高める5つの読み方
本を読むときは「本の単なる読者にならないこと」が大事です。
好奇心や想像力、質問力を駆使して、自ら仕掛けていく姿勢が理解力・記憶力を高める読み方となります。
読み方は、以下の5通りです。
読み方1.** 予測読み
読み方2. **視覚読み
読み方3. つなげ読み
読み方4. 要するに読み
読み方5. 質問読み
私が特に興味を持った読み方2、読み方3を記載します。
■読み方2. 視覚読み
視覚読みとは、本の内容をビジュアル化して脳に記憶させること。
やり方は、論理構造を絵でイメージすること。漫画の吹き出しのように、本の内容を「前提」「解説」「結論」を物体としてイメージしながら頭の中でまとめます。
一番イメージしやすいのは、漫画・動画で覚えることではないでしょうか。文字ではなく物体で視覚情報として入ってくるので記憶に残りやすいです。
■読み方3. つなげ読み
つなげ読みとは、読んでいる本を自分の知識や経験と繋ぎ合わせて読むこと。
やり方は、自分の知識・経験・ニュースを思い浮かべ、結び付けていきます。
読んでいる本と自分の知識・経験が結び付くと、抜け落ちにくい記憶として定着していきます。
知識を自在に操る3つのアウトプット
本は読んで終わりではありません。読んだ知識をアウトプットしてはじめて読書が完成します。本書では知識を操る3つのアウトプットについて説明しています。
アウトプット1. テクニカルタームで相手の心をつかむ
アウトプット2. SPICEで説得力を上げる
アウトプット3. 思想書と科学書のダブル読み
そのうちSPICEについて記載します。
SPICEとは英語の頭文字で、日本語にすると以下の通りです。
S. 単純化
P. 私的利益間
I. 意外性
C. 自信
E. 共感性
アウトプットするうえで、相手を説得できることが重要になります。SPICEは人をその気にさせる説得の公式としてまとめたものです。書く・話すときはこの5つを意識するといいでしょう。
最後に
本書を読み終わりnoteに書くにあたり、どれも重要でまとめかたが非常に難しかったです。今回は私が特に興味あることを中心に記載しましたが、人それぞれだと思いますので、実際に本書を読んでいただくことをオススメします。
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