古い自転車ブログをアーカイブ化した
2007年から2011年まで、ロードバイクに乗ることが生活の一部になっていて、特に頻繁にレースに出ていた2009-2011年は寝ても起きても自転車のことばかり考えて暮らしていた。
2009年から自転車生活のあれこれを書き散らしていたブログ「鈍行・中目黒の自転車メモ」は、パワーメーターを使ったトレーニングのこととか、機材のこととか、レースのレポートとか、それなりに役に立つ(と思われる)ネタを発信していたつもり。ただ、レースを走らなくなり、自転車に関して書くネタも減ったので、自然とブログの更新も年数回になり、荒廃ぶりがひどかったので、自前のサーバーでブログという形でホストするのはやめてアーカイブという形で保存して公開することにした。
鈍行・パロアルトの自転車メモ (旧・鈍行・中目黒の自転車メモ2)
どこかのサービスだと、放置されたブログの類はオーナーが何かするか、サービスが閉じない限り、そのまま公開され続ける運命にある。今回のサイトは、自分で管理していたブログだし、それなりに愛着もあるので、突っ込みどころのあるポストも多数あることは目をつぶってそのまま保存するのも面白かろう…と考えた。
具体的なアーカイブの方法としては、Perma Linkをオンにした状態でStatic Htmlで出力するプラグインを使ってアーカイブを作成。それをGithubのレポジトリにそのまま突っ込んで、Github Pageという形で公開…というお手軽な方法。安直だけど、ちょっとした手直しをして修正はかけられるし、無料でホストできるし、マスターデータを確実に管理できるし…と悪くない方法といえそう。
いくつか思い入れのあるポストを読み返してみたら、懐かしさがこみあげてきたので、個人的に面白いと思えるポストを適当に列挙してみる。
2009 Attack 299!(299号線で埼玉から麦草峠まで行くイベント)に初参加 -> 山を走るサイクリングにどっぷりハマっていた時代。飯能のサイクルハウス・ミカミさん主催のイベントに参加させてもらった。走りごたえのあるコースで、とてもよくオーガナイズされたイベント。
2010 ウィンターロード (5位) -> 冬場のトレーニング的なレースで初めて日本サイクルセンターへ。この時にWレバーで走ってた方は、元プロのレーサー。後にJBCFで一緒のレースを何回も走ることになった中学生の息子さんの同伴で走ってたようだけど、本当に走りが上手だった。
2010 JCRC 修善寺 (Eクラス優勝) -> アマチュアレーサーの登竜門として開催されていたJCRCの入門クラスで最初で最後の優勝。冷静に相手の力を使ってレースを有利に進める、というロードレースの面白さを知った。
2010 Mt. 富士ヒルクライム (男子30-34カテゴリー8位) -> 当初力を入れていたヒルクライムレースで一番よかった成績。クライム能力の高いメンバーが揃っていたBear Bellチームの仲間たちと切磋琢磨した成果。
2010 秩父宮杯 (6位) -> 埼玉の秩父で開催されるレース。ここは相性がよくて、2011年のエリートカテゴリーでも完走を果たした。
2011 Surly Pacer (普段使いの自転車をフレームから組んだ) -> 今でも日常的に乗ってる街乗り用の自転車を組んだ記録。
2011 ツール・ド・おきなわ 140km (3位) -> 自分の自転車レース活動の目標であり、最高到達点と言えそう。1年間集中的にJBCFのレースに出て、実力不足を感じ続けた最後にご褒美が待ってた。
2011 ツール・ド・おきなわ 140kmのレースデータ解析 -> パワーメーターとか心拍数とかのデータを元に、勝負集団に残るのにどのくらいのパワー値を出す必要があるかを考察。
2013 Tour of Friendship (タイ)にチームで参加 -> 子供のころに住んでたタイで行われているステージレース(複数日にわたるレース)に、チームメイトと一緒に参加。レースの面白さではピカイチな体験だった。
2017 Fleche (日本海から太平洋まで24時間で400km弱をチームで走る) -> いわゆるブルべと呼ばれるイベントに初めて挑戦してみた記録。レースとはまた違った自転車で走る面白さがあることに気づけた貴重な体験。
また最近になってレース用の自転車に久しぶりにパワーメーターを装着して、気分転換&体力向上のフィットネス用途でちょこちょこ走っているのだけど、改めてロードバイクで走る爽快感はよいものだなーと再確認。パフォーマンスや走行記録が数値化できることとか、人体の持つ力を効率的に増幅(あるいは効率的に体力を搾り取って移動エネルギーに変換)してくれる感覚なども含めて、やっぱり自分は自転車が好き。レース活動はしないにせよ様々な形で今後も自転車活動は続けていくことになると思う。