静かに見守って、潔く去る
長らく仕事をして、だんだん年を取ってくると、「ああ、もう俺の出る幕じゃないな。俺はお呼びでないんだ」と感じる時がやってくる。
僕の場合で言うと、放送局に務めながら僕自身は放送コンテンツにほとんど何の貢献も功績も残してこれなかったが、サラリーマンの最後十数年間については放送とインターネットの融合連携を一生懸命社内で唱えてきた。
当時は「インターネットはテレビの敵だ」みたいな間違った認識の先輩たちが多かった中で、僕は「テレビかネットかと言う二項対立、二律背反、二者択一みたいな