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君はいつごろミュージックシーンに登場したか

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人生と音楽の関わり合いについて書いています。
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2020年10月の記事一覧

僕がミュージックシーンに登場したころの話

以下は私が自分のホームページで、2001年8月に『キーを叩く』というタイトルで連作音楽エッセイを開始したときに巻頭に置いた文章です。 ホームページのほうは閉じてしまいましたが、この note にも音楽関係のジャンル(マガジン)を建てることにしたので、今回ここに少し加筆修正して再掲したいと思います。 君はいつごろミュージック・シーンに登場したか?僕の友人の黒谷君によるとても良い表現があります: 「君はいつごろミュージック・シーンに登場したか?」 この言葉の意味するところ

筒美京平さんに

筒美京平さんが亡くなった。戦後の和製ポップス/J-POP の世界で、他の誰にも到達できない最高の作曲家だったということに、異論を差し挟める者はいないだろう。 僕なんぞがあれこれ言うことは何もない。だが、京平さんの曲に想い出は山ほどある。それで、京平さんの訃報を知ったこの日に何かをしたいという切実な思いに駆られて、彼の膨大な作品の中から僕の好きなものを 10曲選んでみた。 京平さんのベストテン、などと言うつもりは全くない。明日また 10曲を選び直したら1曲も重ならないかもし

アメリカン・ポップスと英語の勉強

今回はアメリカン・ポップスと英語の話です。いずれも歴史的名曲ですが、何しろ私の少年時代のヒット曲なので、あまりに古すぎて若い人にはさっぱり分からないだろうな、と思いながら書いています。 Mr. Lonelyその昔、関西ローカルで『クイズ Mr.ロンリー』というテレビ番組がありました。 そのタイトルを耳にした当時の上司(と言っても直属の上司ではなく、取締役)が、「ロンリーは形容詞なのだから、ミスター・ロンリー・マンでないとおかしい」と言い張るのを聞いてものすごくびっくりした