マガジンのカバー画像

仕事のモットー──僕はこんなことを考えながら働いてきました

58
今の若い人に通用するかどうかは知りませんが、僕はいろいろ仕事を重ねて行くうちに、こんなことやあんなことに思い至りました、という感じの寄せ集めです。
運営しているクリエイター

#定年

僕がサラリーマン最後の日に語ったこと

2022年6月30日を以て株式会社毎日放送(MBS)を雇い止めになりました。 たまたまその日が定例の会議の日で、その席で挨拶めいたものを求められ、少し喋りました。以下はその時の内容を思い出しながら、少し添削、加筆修正したものです。 When I'm sixty-four最近頭の中でずっと鳴っている音楽があります(こういうのを英語では earworm = 耳の中に虫がいる、と言ったりするようです)。 それは The Beatles の When I'm Sixty-fou

プー太郎記念日

今月で会社を辞めてちょうど1年になりました。7/1 に facebook に と書いたら、僕の記事としては珍しくそこそこの数の「いいね!」がつきました。しかし、「いいね!」してくれた人の一覧を眺めているうちに、これが俵万智の『サラダ記念日』のパロディだと分からずに読んだ人が果たしてどのくらいの割合いたんだろうか?と少し気になって来ました。 そう、これは をパロったものです。ちなみに本歌と字数を合わせるため、「7月1日」は「しちがつついたち」ではなっく「しちがついっぴ」と

会社で働いて、歳を取ってから、どんな風に会社で働くか

歳を取ることについて書かれた文章は少なくありません。名文もあります。なるほど、人は歳を取ると歳を取ることについて書きたくなるのか、と思います。 ただ、仕事をする中で歳を取るということ、それも、平社員が何十年かけて社長になるといった立身出世物語ではなく、取締役になったりせずに歳を取って働き続けることがどんな感じなのか、それについてはあまり書かれた文章もないような気がして、書いてみることにしました。 一般論風に書いていますが、一般論ではありません。あくまで私の場合の一例です。