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仕事のモットー──僕はこんなことを考えながら働いてきました

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今の若い人に通用するかどうかは知りませんが、僕はいろいろ仕事を重ねて行くうちに、こんなことやあんなことに思い至りました、という感じの寄せ集めです。
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2020年1月の記事一覧

上から目線

今の若い人たちは「上から目線」というのを徹底的に忌み嫌うみたいですね。 彼らが使う「上から目線」という表現は今や相手の全人格を否定できるほどのモンスター・ワードになったような気がします。でも、私は彼らがそんな風に言うのを聞くと、時々「そこかよ!?」と思ってしまうんですよ。 何しろ我々の若い頃は「全出勤日=パワハラを受ける日」だったので、「上から目線」慣れしちゃっているのかもしれません(笑) 我々の世代からしたら、全社会的に言葉遣いは乱暴だったし、誰彼なく上から目線でもの

私たちの仕事の電話と、あなたたちの仕事の電話

今の若い社員ってみんな、携帯に仕事の電話がかかってくると席を立ってどっかに歩いて行くでしょ? 多分、他人に聞かれずに話をしたいんでしょう。その気持は分からないではないんですけど、私たちの世代はどうしても、「それってどうよ?」と思ってしまうんですよね。 ま、私たちが若かった頃は携帯なんかないし、電話はデスクに貼り付いてましたから、席を離れようにも離れようがなかったんですが…。 でも、トータル的に考えて、昔は電話のやり取りを先輩に聞いてもらうのも仕事のうちでした。 で、電

年功序列の功

facebook に上げたら、そこそこ「いいね!」がついたので、こちらにも上げてみます。昔の原稿をサルベージしてて見つけた文章です。 ウェブマガジン Journal-izm vol.26 2003年5月1日号に投稿したもの。 17年近く前に書いたものですが、今読み返しても私の思いや考え方はそれほど変わっていません。だから、上げてみたんですが、皆さんはどう思われます? 『年功序列の功』私が勤めている会社は近年になってやっと「年功序列の廃止/能力主義による昇進」などと騒ぎ始

東京昼飯事情

私は昔のサラリーマンらしゅう生涯を1社で過ごしてますけど、転勤は5回してて、東京勤務はこれが3回目、年数にすると足掛け17年っちゅう感じでしょうか(ちなみにそれ以外は全部大阪の本社勤務でした)。 で、それだけ大阪と東京を行ったり来たりしてると、東京にも大阪にもそれほどのこだわりはなくて、ま、早い話、どっちも都会やん、っちゅう感じなんですけど、東京に転勤になるとひとつだけちょっと困ることがあります。 それは昼飯事情の悪さ。 まず、混む。 東京の昼飯はなんであないに混みま