毎日新聞「北九州市議選で自民党大敗」? 実際は「最大議席数を維持」

 毎日新聞が「北九州市議選、自民大敗 公認候補のうち6人落選」との記事を配信した。しかし、自民党は公認候補22人のうち6人が落選した事をうけての記事だが、「大敗」とは言えない状況である。

 北九州市議選の定数は57であり、候補者は81人。24人が落選した事になり、このうち自民党の公認候補の落選者は6人にとどまる。

 また、自民党は16人が当選した事になるが、これは国政政党の公認では公明党(13人)、共産党(8人)、立憲民主党(7人)などをおさえて最多となっている

 以上の状況からは、自民党が「大敗」したという事実は読み取れない。立憲や共産が躍進したわけでもなく、誰に「大敗」したかも不明瞭だ。党派別では唯一議席を縮小させたが、むしろ「最大議席を維持」という表現が正しいだろう。

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