チーム(team)とグループ(group)の違い
管理職となると、自分のチームを持つようになると思います。
そして、中間管理職としてさらなる上位グループに属していると思います。
私はそうです。
でも、チームとグループという言葉を使っていますが、何が違うのでしょうか?
チームワーク、グループワークという言葉もありますよね。
似ている言葉だけど、全く違う、そして、この違いを正しく把握することで成果を最大化できると思っています。
そこで今回は、チーム(team)とグループ(group)の違いについてご紹介します。
チーム(team)とは
チームとは、活動を共に行う集団、共通の目的、達成すべき目的、そのためのやり方を共有し、連帯責任を果たせる補完的なスキルを備えた少人数の集合体を理想とすることがある。実際には、チームといっても目的、目標、やり方は指導者から与えられただけで、変更権がなく共有できていないことがある。
Wikipediaより
Wikipediaではこのように書いてありました。
私は、前半部分が最も重要なところであると考えます。
共通の達成すべき目的を持ち、チームメンバーのそれぞれの強みを生かし、さらに弱点は助け合い、目的の達成のために取り組む人たち。それがチームであると考えています。
グループ(group)とは
グループとは、(集団とは)複数の人間の空間的・心理的・目的理由その他な集まりのこと。
Wikipediaより
Wikipediaには様々な集団の例が記載されていました。いくつか挙げると、社会集団、派閥、グループ企業、音楽グループなどです。
私は、グループは日本語の集団、様々な人の集まったものであると考えています。
ここには、共通の目的を持っていない人が含まれるという考えです。
チームとグループの違い
上での記載の通り、
チームは、共通の目的を持ち達成のために助け合う。
グループは、何かの目的のために集められた人々。
私はITエンジニアなので、ITエンジニアを例に例えると、1つの開発プロジェクトに集まっている人は、プロジェクトの成功という目的のために協力し合い取り組んでいるチームです。
会社に属していると、何かしらの部署やグループに配属されているはずです。これは、売り上げ目標達成するという目的はあれど、それは上長やマネージャー層に課せられている達成すべき目的であり、メンバーからしたらグループの売り上げ目標を達成するために集められた人です。これがグループです。
下記図のように、1つのグループの中にプロジェクトや目的単位で複数のチームが存在しているのです。
チームの成果を最大化するには
共通の達成すべき目的を持っているチームも、今いるメンバーで成果を最大化させ目的を達成する必要があります。
そのためにチームでできることをする必要があるでしょう。
その中で最も重要なことは共通の目的を持つことです。このプロジェクトが何をしているかわからない、そのような人がいたとしたら、その人はチームの一員ではなく、集団の中の人になってしまいます。
このチームの目的を共通認識として持つことでチームになることができます。
これが最も重要であり、もっとも難しい課題のように思います。
会社として動いていると、どうしてもやる気のない人、言われたことだけやればいい人、助け合おうと思わない人っていますよね。
そういった人がいる場合、その人をチームの一員にすることに時間を割きすぎるのはNGです。今あるチームの成果を最大化させるための課題の改善に向けて取り組んだ方が、チームとしての成果は最大化していくでしょう。
グループの成果を最大化するには
グループにとっても、グループのマネージャー層がチームを作り、グループとしての売り上げ目標などを掲げ取り組んでいるはずです。
そして、マネージャー層ではそのグループの売り上げ目標達成のため、いくつのチームを作ろうかであったり、目標達成のための様々な戦略を立てて取り組んでおり、グループのメンバーを適切なチームにアサインすることを行っているでしょう。
グループとしてもグループ目標があり、その達成をマネージャー層のチームは戦略を考えています。そんなグループとして成果を最大化させるためには、グループ内のチームの成果を最大化させることが、結果的にグループ目標達成になるはずです。
そこで大切なことは、各チームに目的を正しく伝え、各チームを自律的なチームにすることができれば、グループとして成果が最大化していくでしょう。
これは、グループのマネージャー層のチームに課せられているだと、私は考えます。
最後に
チームとグループって似てる言葉ですが、実際は違う、正しく理解するかしないかで、あなた自身がチームの一員になるか、グループの1人になるかが変わってきます。
今一度、チームとグループを意識してみてはいかがでしょうか。
以上
本日も読んでいただきありがとうございました。
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