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「学校図書館にゲーム」、教員や保護者からクレームが来そうです。

 11月12日の朝日新聞デジタルに、「図書館にゲーム置いたら… 最先端の高校、表現力や知識量アップにも」という記事が出ています。

 京都府京丹後市にある丹後緑風高校久美浜学舎の「くみこう図書館」には、40種類のボードゲームがあるんだそうです。

 今年2023年の図書館総合展で、は「ゲーミング図書館アワード2023」として優秀賞を受賞しています。

 「くみこう図書館」がボードゲームを導入しているには、主体的、対話的な学びの一つとしてボードゲームを活用するためと、図書館を人々の交流の場とすることが目的のようですが、優秀賞を受賞したということはボードゲームを導入したことで、それらがうまくいっているというわけです。

 「図書館でのゲームの導入は、地域のコミュニティ形成、ゲームや遊びの価値の再評価、YAを中心とする図書館への入り口、経済的不平等の是正、さらには教育利用などの観点でユーザの高いニーズを反映しつつ、海外で急速に発展を見せており、国内でも徐々に展開が進んで」おり、「ゲームの提供や利用およびコレクション形成・展示などについて優れた実績のある図書館やアーカイブ機関を顕彰することを目的に」、今年から「ゲーミング図書館アワード」がスタートしたわけです。

 2018年11月には『図書館とゲーム―イベントから収集へ (JLA図書館実践シリーズ)』が刊行され、2021年8月1日発行の『情報の科学と技術』(第71巻8号)では、「図書館とゲームの今」という特集が組まれています。

 図書館を生徒の集う拠点とするため、学校の図書室にゲーム、どうですか。

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