君へのノート
君に見せた情けない顔
あれは君に見せたかった顔さ
だけど、君は去っていったね
分かっていたさ迷惑なのは
でも、僕の中の君はずっと
ずっとそんな僕の背中を押してくれたよ
だけど、君はやっぱり去っていったね
別にもういいんだけどさ
分かっていたことなんだから
僕は君とずっと会話していたんだ
君についてずっとね
もちろん僕のこともたくさん話した
全部君との思い出さ
忘れたくなかった
だから、全部、出来るだけここに書き記したんだ。
だけど、君はやっぱり去っていったね
それは別にもういいんだけどさ
君と君が違うのはもう分かったから
だからこのノートは燃やしていくよ
このノートが灰になってしまう頃
僕はもういない
もういないからさ
このノートに書き記した事実と本当の気持ちは誰にも見られたくないんだよ
だからさ、
遠くからでもいいんだ
燃える炎でなくてもいいんだ
せめて、この立ち登る黒煙だけでも
君の瞳の中に映れば
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