夜に立つ

雨の日は電柱に寄りかかって
水溜りの中の未来を見つめる

雨粒の波紋が何度も何度も私の未来を
キャンセルするんだ

街の明かりを映すアスファルトが未来は此処だと教えてくれた。
そうさここに逃げ場はないんだ
いつもそうだろ目を覚ますんだ

本当の夜が私を呼んでる
黒い車が通り過ぎたら
私の時間が回り出すから

閉じた瞼に力を込めて
あなたに伝える私の気持ち
また逢えるだろうから忘れないでね

開いた瞳に映る輝く世界
今夜もどうやら慌ただしいね

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