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コントの稽古、突貫工事

今週末土曜日に赤間宿の勝屋酒造というところで開催されるほろよい公演で、陰湿集団は20分ほどのコントを上演する。

僕が脚本でうちの主宰が演出・出演をする予定だったのが、彼が病に倒れてしまい、急遽キャスト変更、そして僕が演出をすることに。今日はキャスト変更から初めての稽古で、合計3回しかない。

男女2人のコントで、同じ部屋にいるがお互いの姿が見えない(声は聞こえ、触ることもできる)というのと、奇妙な張り紙がされた箱が机に置いてあるという2つのシチュエーションを利用して笑いを練る。

近頃コントとかお笑いにも個人的に凝っていて、俳優への演技指導は普段芝居を作る時とはかなり違うアプローチで形にしていくも、「会話」という根底にあるものは同じだ。表現という段階で観客へのフリを大きくしたり、段取りをいつもより丁寧に付けている。

急なキャスト変更にも関わらず、新しくきた彼は普段から一発芸や顔芸を披露してくれるツワモノで、セリフこそたどたどしいものの、積極的に笑いを作ってくれて頼もしい。元々決まっていた女優とは共演も初めてで面識もほとんどないほどの関係だったが、案外上手く噛み合っていて、こんなトラブルがありつつも、かなり面白いものにできるのではないかと期待している。

その内容と出来については終演後に触れるとして、僕が今回のコントを作るに当たって影響を与えられたもの。

・会場の写真
これが一番大きい。普通の部屋だ。ここで何か非現実なことが起こせないか。
・pump
自分の過去作品である。「呼吸」からお互いの存在を探る、という序盤のシーンがあって、これは形を変え、「呼吸(声)は聞こえるが姿が見えない」というシチュエーションに。
・好きなアーティスト、芸人
例えばシチュエーションはラーメンズぽいかもしれない。会話はラーメンズぽくならないように意識してたり。ラバーガールの独特の間が好きだったりする。東京03のドタバタ感、たたみかけはやっぱり好きだし、僕の中でダウンタウンはレジェンド。

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