｢陰湿集団の記録(仮)｣

複数人の役者。
舞踏家。
音楽の演奏者or音響操作スタッフ。

呼吸と身体を互いに真似し合う。
ズレないように、慎重に動く。(ﾄﾞｳﾁｮｳ)
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音楽が流れ出したら、役者は歩き出す。
舞踏家は踊り出す。
時折、1人の役者がもう1人の役者を〈掌を顔の前にかざす〉〈目を合わせる〉といった方法で自由に動かす。舞踏家が混ざっても良い。(ｻｲﾐﾝ)
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曲調が変わると、再び役者は互いに真似し合う。
ゆっくり呼吸を整え、近付いていく。
近付きながら、思い付いたことをつらつらと語り合う。
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唐突に、1人の役者が他の役者に触れる。
触れられた役者は歩いて遠ざかり、舞台上に紙を撒き始める。
触れた役者は逃げる役者を追いかけるが捕まらない。
追いかけるのをやめると、逃げていた役者は追いかけていた役者の仕草を真似する。
しかし、再び追いかけると逃げる。
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1枚紙を拾い上げ、書かれた内容を読み上げる。
続いて、自分の言葉にして喋る。
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味をしめ、次の紙を拾って、次は初めから自分の言葉で喋る。
何枚か繰り返す。
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慣れてきたところで数枚目を取りに行くと、他の役者がおどかして邪魔をする。
紙を取りに行った役者は転び、次の紙を取りに行く動作に、見えない何かの妨害が入る。
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紙の内容を喋ることを繰り返すが、次第に紙を取りに行くのが困難になる。
他の役者は舞踏家と遊んでいる。
楽しげな音楽。
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音楽が盛り上がる。
最後の一枚をやっとの思いで拾い上げるが、読み上げるに至らない。
脱力。
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音楽が止む。
舞踏家が紙を取り上げ、読み上げる。

終わり