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青痣は何日で治りますか

何も考えなくても、目の前のゴミ箱を蹴ることもなく歩ける。

何も考えなくても、開けた扉はおでこに当たらない。

何も考えなくても、指を挟まずにドアをしめられる。

当たり前だったらことが急におかしくなる。そんなことあり得ないだろうと思っていたことがおこりだす。友人の笑い話が自分に起こる。普通に起こる。骨折してしまう知り合いが出てきて、自分にも、この床に刺さった包丁があと10センチズレていたら…とか思って青くなることが起こってくる。

注意しなくちゃとは思うけれど、きっと注意しきれなくなったから起こっていることだろうと思うと怖くなる。注意ができなくなった時と素早く動けなくなった時のバランスが良いか運がいいと、怪我とか事故につながらないまま歳を取れるのかもしれない。

年配の男性に多い気がするが、イライラして怒鳴ってばかりの人がいる。彼らもまた、思うようにいかなくなった自分に腹を立てているのだろうか。まぁ良いやとネタの一つみたいに友達に話して大ウケされて一緒に笑い飛ばすことができない時、偏屈への道へ、足を踏み出すのだろうか。

年々、男性とか女性とかあまり関係なくなっていくように感じる。だから、年配の男性ばかりではなくて、自分にも偏屈への道が見える時がある。ちゃんと笑われて、ちゃんと笑ってやって、受け入れながら生きていきたい。

文章の誤字脱字、文章のねじれも注意散漫になっていると気がつかなくて治せない。こちらは、笑って済ませられる問題では無さそうだ。

ところで、筋膜リリースをしようと二の腕つまみすぎてできたこの青痣たちは、いったい何日で治るのだろうか。


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