見出し画像

倫ならぬなんちゃら

高校時代、一番好きだった倫理の授業。
今となっては倫理観のかけらもない私が、当時数学やら英語やらの勉強そっちのけでハマった倫理。
そのおかげで倫理のテスト104点、数学4点という狂気的な結果をたたき出し、数学の先生に「お前は〇〇高校の恥だ!!」と言わせたことは今でも鮮明に覚えている。

テストを100点満点に設定しない(107点満点だったかな?)型破りな倫理教師も当時の私には「なにそれ!超かっこいいし!」状態で、
これも一種の厨二病的思考だったのだろうけど、既成概念に囚われない自由な発想がとにかく魅力的で、齢16歳の清廉潔白な少女はそこから倫理・哲学の世界にどっぷりハマっていったのである。

誰が清廉潔白だって?
当時の私のあだ名が「〇〇女優」だったのに?

いやいや、当時は本当にまっさらだったわけよ。そこからウン十年かけて、こんな汚れた大人になってしまったがね。

まぁそれはそれとて、当時の私が何よりも衝撃的だったのは、哲学は全ての学びの根本であり、学ぶことの基本には常に哲学があるということを知ったその瞬間でありまして。
人は人であるが故に常に何かを学ぼうとし続けるものです。そして、そこには必ず哲学があります。

この流れ、宗教の勧誘か!?と身構えたあなた!正解です!
これは新興宗教の勧誘です。
いや、冗談です。

話は少し変わりますが、倫理、道徳、倫ならぬなんちゃら。。。
この辺りは人が人であるが故に否応なしに盛り上がってしまう話題のひとつですよね。

あんたも好きね~状態、
だってこういった話題ってまさに嗜好品ですよね。
今日も日本は平和だなーと、そんなニュースを目にする度思うわけですが。

生死に関わる話でもなしに、
いや、簡単にはそうとも言いきれないでしょうけど、やっぱり人の倫理観、道徳観に起因するところが大きい話ですから、
悲惨な事故、天災などに比べたらハッキリ言ってどうでもよい、と感じてしまうのが正直なところだったりします。

こういうとこね、私が倫理観のかけらもないって言われちゃうのは!てへぺろ

やっぱり人は人らしくあるべきなんですよね。ケモノじゃぁないんだから。
だってだって、じゃダメなんですよね。
したかったもん♡じゃダメだからニュースになるわけで。

もちろん法に触れてしまうということもありますけど、それより大事なのは倫ならぬなんちゃらを進む前にちょっと立ち止まって道徳の授業を思い出さなきゃね。
人が嫌がることはしない、相手の気持ちを考えて行動しましょうって、
この前、我が子の授業参観で私も聞いた聞いた!!

話は倫理・哲学に戻りますが、
過去の偉大な哲学者たちが今現在の倫理観、道徳観に合うような主張をしていたわけではなくて、なんならめちゃくちゃなこと言うやん!状態だったりするわけですが。

様々な哲学者の、さも私が一番正しいと言わんばかりの癖強な頭の中を覗いていくうちに、私は私の哲学で生きていこうと、
そう思った結果が今の私を造っているわけですね。
そりゃもう目も当てられない程めちゃくちゃだったりしますが、表向きにはもちろん真人間ぶりますし、まともなことしか言いませんよ。

それが良くも悪くも大人なんだと、
そう思う次第であります。

𝑭𝒊𝒏.



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?