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ギア5、何が革新的だったのか考えみる。

●動画でも語ってますので、ぜひ観てみてください✨

■ルフィが見せた最高到達地点、ギア5

ワノ国編、クライマックス。
四皇、百獣のカイドウとの戦いのおいて、ルフィは新しい戦闘形態を発動させました。

その名もギア5。

ルフィ曰く、
「これが俺の最高到達地点だ」
とのことでした。

ジャンプ漫画において、主人公が強大な敵を前にして、新しい力を覚醒させるという展開は、例を挙げるとキリがないくらいお約束なのは、あなたも想像する通り。

ただ、このギア5だけは、非常に珍しい、漫画界におけるエポックメイキング的な変身形態でした。

今回は、何が斬新だったのか?
そして、このギア5から私たちの日常でも活かせる考え方についてもお話していきます。

■ギア5はここが斬新だった。

先ほど、主人公は強敵を前に覚醒してパワーアップするのはお約束の展開だとお話しました。
その代表例は、ドラゴンボールにおける超サイヤ人だと思います。

では、ルフィのギア5は、ドラゴンボールを代表とする、これまでの王道パターンと何が違ったのでしょうか?

それは、これまでの作品が、怒りをパワーに変えて戦っているのに対し、

ギア5は、笑いながら戦っているという点です。

この事に気づかせてくれたのは、書道家の武田双雲さんの言葉でした。
以前、「ありがとうの教科書」という本のお手伝いをさせて頂いた時のこと。

私が漫画好きだということを知った双雲さんは、

「僕も漫画は大好き。だけど納得いってないことがある。バトル漫画は、戦いが激化していくにつれ、主人公は緊張感が高めてパワーアップしていく。ただ、僕の経験上、それはありえない。緊張感が増しても、力は半減するだけ。実力以上の力が発揮されるのは、リラックスしてる時なんだよ」

という言葉をくれました。
ちなみに、この時点ではまだギア5はおらず、
ルフィの変身形態もギア2、3、4とどんどん緊張感を増していくものとなっていました。

次なる変身も、この延長戦上になるのかと思いきや、ギア5はこれまでの流れと完全に逆行。まさに緊張と緩和といえる形態だったのです。

笑いながら戦うなんてふざけてるのかって感じですが、この形態はこれまでの強さとは比べ物になりません。
ONE PIECEの世界では世界最強とも呼ばれた、四皇を仕留めてしまったほどです。

■私たちもギア5を覚醒できる。

ここで自分自身を振り返ってみてください。

スポーツや仕事の大勝負の時など、リラックスできる人はごく少数で、笑える人など皆無ではないでしょうか?

もちろん静かに緊張感を高めることが悪いとは言いません。
ただ、それも度が過ぎると、体がカチカチになってしまい、自分の力を十分に発揮することができません。

人間が実力以上のパフォーマンスが出ることは、心身ともにリラックスしてる時です。

それは、漫画の世界ではルフィが証明してくれたし、現実世界では、世界的な書道家の武田双雲さんが証明してくれました。

これからは、ぜひ、大一番の時こそ、
「どうやったらリラックスできるか?」
を考えるようにしてください。

今日も読んでくれたありがとうございます。

●動画でも語ってますので、ぜひ観てみてください✨


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