欺瞞と義憤

東京、大阪、兵庫、京都の4都府県に3度目の緊急事態が発令された。私が住む愛知県には発令されては居ないが、非常に腹を立てている。

経済と命という天秤で命が大事だからという理屈で飲食業やホテル、デパートなどの営業に規制が入るのが緊急事態宣言である。売上が減ったり無くなり店舗が潰れたり失業者も出るだろう。
失業率と自殺率の相関性の高い日本においてこのようなことをすれば自殺者が増えるのは容易に想定されることだし、実際に増加している。
しかし経済でも人が死ぬことが理解されて居ない。
働き盛りの若い世代が特にダメージを受ける。大した保障も出さない。
(※高齢層が犠牲になれという意味では無い)
失業は単に職が無くなる訳では無い。
社会との繋がりが切れ、自信を喪失させ、人々を心の病に導き、一生の咎になりかねない大変なことだ。
首を括れと言っているに等しい所業に対して多数の人々が賛同している様子を見て、絶望と悲しみを覚えている。

１回目２回目まではまだ仕方ないのかもしれない。しかし３回目は何故やるのだろうか？
病床数は大して増えていない。何故増やせなかったのだろうか？民間病院に金を出してコロナ病床に転化するなどもやれていたはずだ。
また前回前々回の緊急事態宣言の効果はどうだったのだろうか？その辺りの説明も無い。
そもそもコロナはそんなに危ない病気なのだろうか？若者の行動を止め職や命を奪ってまでも何かすべきことなのだろうか？年齢を区切らずに一律に対応すべき病なのか？
私にはさっぱり分からない。

学生時代の飲み会は大切なものではなかっただろうか？人生の大切な１ページになっていないだろうか？深夜まで友人と語り合うこと。これは学生だから出来たことで歳を取るとやれないことだ。それが奪われている。
学生たちが練習を重ねた文武問わない各種競技。
3年以上、そこに想いを乗せた彼等彼女らの努力や時間を奪って良かったのだろうか？
今問題にされている歓送迎会。
人生の永遠の別れになる同僚、上司部下、先輩後輩、仲間や知人を送り出すために飲み会をするのがそんなに悪いことなのだろうか？歓送迎会をして送り出したいと思ったことは無いのだろうか？
これらを奪わなければならないほど恐ろしい病なのだろうか？
余命宣告されて人生最後の花見や食事会、飲み会をしたかった人が開催できず寂しく去ったこともあっただろう。その人達もやってはダメだったのだろうか？

私には緊急事態宣言に賛同している方々が分からない。

普段憲法が大事だと吐かしている左翼の連中は何故に財産権の侵害だと騒がないのだろうか？
普段、自由だ人権だと吐かしているリベラルは集会の自由、移動の自由が規制されることに賛同するのだろうか。
私には理解出来ない。

私は絶対にこのことを忘れない。

緊急事態宣言に賛同する連中よ！
君達が見捨てた失業者が自殺したら明確に君達の責任である！君達が見捨てたと言い続ける。

政府、知事も病床準備などの準備を怠ったことを口撃するが、世論が緊急事態宣言賛同であるのがもっとも悪だと思う。民主国家においては世論を無視してやれない以上、国民な責任が行くのは当たり前だ。増えた自殺者について責任を感じてほしい。

左翼、リベラルの連中よ！
君達はもう自由を言う資格はない。アンタらは自由を売り渡したのだ。テロや安全保障の時に自由に制限が入ることにアンタらはもう反対出来ない。
テロや安全保障もコロナと同様に命の問題だ。
その理屈を使われたら自由なんてもんは簡単に奪える。君達は自由を売り渡したのだ。
君達の欺瞞はもう終わった。

私は社会保守主義者だ。
伝統や道徳を大切にし、政府の役割は大きいと考えている。過度に自由が大切だとは全く思っていない。
その私が自由が大切だと叫び、若者を犠牲にするなと訴えている。異常なことだ。

街飲みしている人々が叩かれている。
しかし彼らは異常なのだろうか？
彼らは１回目や２回目などは従っていた。
何故従わないのか。当たり前だ。
何でやっているか、分からないからだ。
腹落ちしていないから従うわけが無い。
私みたいな気持ちがチキン野郎、空気読み読み野郎は腑煮えくりながらも従うが、従わない彼等は素直な人々なんだと思う。
私なんかマスクをしてステイホームを守っているのだ。チキン野郎だから。

起承転結も無い取り留めのない駄文になってしまったが、義憤と欺瞞が張り裂けそうになりながら殴り書くように初のnoteを投稿する。
文章化することで気持ちを落ち着けたい。

また気が向いたら文章を投下する。