僕ら党員/サポーターは知りたい
国会議員の方々は「国民民主党は国会議員だけの政党ではない」という言葉を演説などでよく使う。しかし、それが具体的にどういうことであるのかが示されたことは一度もない。
党が出す公認/推薦などについては決定事項が流れてくるだけであり、そこにはどういう事情があるのかが全く分からない。
国民民主党の支持者は党推薦候補じゃない人に流れていると言われる。しかし、それは当たり前。多くの党員やサポーター、支持者は組織や団体から無理やり支持者にされていたわけではない。「政策本位」「是々非々」「対決よりも解決」という国民民主党の路線を支持しているのである。国民民主党だから支持をしているわけではない。
つまり、党や地方組織側が何の説明も無しに推薦した候補を盲目的に応援や支持などやれるわけ無いのだ。
組織の事情や地方のしがらみもあり、推薦を出さないといけないこともあるだろう。それを説明してほしいそれだけである。完全にオープンにしろとも言わない。
組織の意思決定を下すわけでそこには討議や議論が行われているはずである。
そこには当然、議事録があるはずだ。それを黒塗りがあって良いし、見せるための編集があってもいいだろう。とにかくなぜそういう決定を下したのかを知りたいのだ。
正直な政治と言っているが、決定過程を何にも説明しないのは「正直な政治」なのか?疑問しかない。
東京都知事選挙での石丸旋風、今回の兵庫県知事選挙での齊藤氏の当選など、既存秩序に対する反乱が大きな影響を及ぼす時代が来ている。今回の衆議院選挙では、国民民主党もその恩恵を受けた側。
しかし、やっていることは既存体制と変わらないではないか。
意志決定の説明や課程の一部開放の程度のことすらやれずに「国民民主党は国会議員だけの政党ではない」と言われても、単に綺麗ごとでしかない。であれば、我々党員、サポーターは今後も自分の頭で考えて勝手に投票するだけである。
これを放置すると間違えなく分断を生む。現在は問題となっていないがいずれ生じる。
玉木代表が起こした不倫騒動。党の倫理委員会が動き出した。これが決定事項を単に伝えるだけではなく、決定過程や理由説明をしっかり行う前例になってほしい。
現在、玉木代表、榛葉幹事長の一種の個人技で何とか党の一体感を保ってている。
この体制が変わるとどうなるか分からない。早く手を付けることだと思う。
人が知りたい、納得したいという感情を軽視してはならない。
「国民民主党は国会議員だけの政党ではない」ということが早く体現されることを強く望む。