とうたん(お父さん)が子どもからもらったもの 39
「ほーくえん」
4/1 新しい始まりの日。
我が家にも変化があった。
息子が保育園に行った。
今日は説明会など、簡単なものであるために妻がずっと横にいたのだが。
認可園に入ることが出来ずに、認可外の保育園なので、入園式など華やかにすることはなかった。
それでも息子が新しいことを始めると思うとなんだか気が引き締まる思いと、これからたくさんの人との関わりを通して息子が成長していく嬉しさで溢れている。
明日からは数時間ではあるが、一人で保育園で過ごすことになる。
息子が保育園に入るまで仕組みはわからなかったが、"慣らし保育"というものがあるそうだ。
まずはお母さんと一緒に過ごす。
次は数時間一人でいてみる。
お昼ご飯を一緒に食べる。
お昼寝をする。
そうして慣らしていく。
そして、長い時間保育園にいることを覚える。
そんな具合だ。
長く慣らし保育を取る人は、5月のゴールデンウィークくらいまでの時間をかけて行うらしい。
うちでは、仕事の都合でわずか一週間ほどで慣らし保育をしなければならない。
今日は周りの子どもたちが泣いている中、楽しそうに遊んでいたそうだ。
きっと、児童館や、子育て支援センターに足繁く通っていたからに他ならない。
妻曰く、
"ほーくえん(保育園)は楽しく遊べる子育て支援センターと同じ場所だと思っている。(もちろん、母付きで。)"
とのこと。
明日からは、一人の時間になる。
息子を一人にして預けるというのはなんだかとても寂しい。
家族と一緒に過ごすために仕事をしているのに、その分一緒にいる時間が少なくなるのだ。
不条理な気もするが、息子もいつかは旅立つ。
私たちの元を出て、独り立ちするのだろう。
保育園、幼稚園、小学校、中学校と時が経てば、彼は彼なりの人生を歩む。
遅いか早いかの問題だろう。
寂しいが、そう捉えて。
そして、彼の成長を妻とともに1番近くで応援したい。