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3)タイの漁村でワンオペ育児

生まれて初めて住む漁村。

バンコクから車で2〜3時間のタイの漁村。

タクシーはなく、電車も一日一本。
道路はガタガタ。ベビーカーは使い物にならず。

移動手段はトゥクトゥクと足。

暑くて散歩は不可能。野良犬と野良猫が多く、何かあれば速攻で狂犬病の注射。

マンション内の小さな公園か同じくマンション内のキッズルームが息子(当時1歳10ヶ月)と私の世界に。

バリバリのワンオペ育児の幕開け、ミナコ、36歳。

とりつかれたようにマクロビに没頭していく私。常夏のタイできんぴらごぼうをつくり、かぼちゃを煮て、有機野菜を探す。もちろん、白砂糖なんて息子には食べさせません。卵、乳製品アレルギーもちの息子のおやつはほぼ全て手作り。

なのに。

息子の得意技は風邪ひくこと。趣味は病院通い。

となりの〇〇くんは、お菓子も食べて、ごはんも気をつけてないのに、やたら元気。食事に気をつけてるのにどうしてなんだろう、と???が増えるばかり。

一方の夫は激務。連日の仕事という名の飲み会と土日のゴルフ。

どしゃぶりの中、40度の熱のある2歳の息子を抱きしめて、トゥクトゥクに乗って病院に向かったときは、
「私、こんなところで何やってんだろう」
とさすがに涙がポロリ。

夫はやっぱりゴルフ。息子は肺炎。

全然、マイペンライじゃない!!!


2人目が欲しくてタイに留まること3年。

カラダはストレスで絶不調。吹き出物がではじめ、月のものが来なくなり、やせていく、、、、
もう、限界っ。

日本に帰って人生を取り戻そう!
と、ついに、息子と日本へ帰ることに。

その頃には、私の中である思いがムクムクと膨れ上がっていました。
「病院になるべく頼らず自分でできる体調管理を知りたい。どんな季節にも、どの国にいっても無理なく実践できるような食の知恵を学びたい。頑張りたいときに頑張れるカラダになりたい!」

そんな時、「薬膳」という言葉がポンと頭に浮かびました。

薬膳の学校で学ぶ中医学は腑に落ちることばかり。自分がなぜあんなに不調に苦しんだのかスルスルと謎が解けていく。


薬膳と出会って6年。

あれだけ飲んでいた胃薬からも解放され、体重も一定に。むしろ、痩せれません。
病院に行くラインも明確になり、西洋医学も東洋医学もバランスよく取り入れるように。肩の力も抜け、毎日が楽しい。


見渡すと、頑張りすぎてる女性の多いこと!
カラダが出している悲鳴にも気づかず、気づいたとしても、対処の方法も分からず、途方にくれてる方があちらこちらに。

カラダって無理すると壊れるんです。

まずは自分のカラダを知ること。

いつ終わるか分からない人生を目一杯楽しむために、カラダのケアは必要不可欠!

人と食は切り離すことができません。

何千年も脈々と受け継がれた食の知恵を毎日のおうちごはんに生かせるなんて、心強いの一言に尽きます。

食は楽しむもの。

食の知恵で食べることを楽しみながら、自分をはじめご機嫌な女性でいっぱいにすることが今の私の目標です!



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