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意外に知らない梅干しの効果で汗の悩みを解決しよう

夏になると食べたくなるものの一つに梅干しがありますね。

よく知られている梅干しの効果は
■クエン酸が豊富なので疲労回復
■二日酔い防止
■殺菌・抗菌
■お腹の調子を整える

などが良く知られていて、昔から家庭の民間薬のような存在でした。

慣れない海外旅行に梅干しを持って行くのも普通にされていたと思います。

ここでは、それほど日本人には馴染み深い梅干しの意外と知られていない効能について薬膳の視点から書きます。

汗はたくさんかいた方が良いと思っていませんか?

暑くなると汗をかくことが避けられませんね。

汗をかいて体温調節をするので、生きて行くうえで必要なことですが、
汗はたくさんかいた方が良いと思っていませんか?

デトックスと聞くと「汗をかかなきゃ~」と思うかもしれませんが、汗から出る体の老廃物は、デトックスされる全体量の3%でしかないのです。

便から75%、尿から20%、汗から3%、爪から1%、髪から1%

この数字を見るとデトックスができるからと大汗をかくのはデトックスにはあまり効果がないことがわかりますね。

不法薬物使用の疑いで尿検査をしますよね?
あれもデトックスされてくる薬物の量で使用期間や量などがわかるからだと思います。

薬膳の基になる中医学でも汗はかき過ぎてはいけないと言われています。


汗と一緒に人のパワーも出てしまいます

中医学では、汗と一緒に体の構成要素「気・血・津液」の「気」も流れ出てしまうと言われています。

汗をかけばかくほど、パワーである「気」も出てしまうということ。

暑い時に大汗をかくと、体温が下がってスッキリもしますが疲れた感じがするのは「気」が減ってしまったからなのです。

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適度な汗は必要ですが、ダラダラといつまでも止まらない汗、髪の毛を洗ったようにびしょびしょになるほどの汗は、よほど高熱の時以外はかかない方が良いことになります。


汗が止まらない時は酸味のものがおすすめです

ですが、汗が止まらない時はどうしたらよいのでしょうか?
薬膳では、味にも意味があると言います。

酸味は引き締める収斂作用を持ちます。
なので、汗が止まらない時は酸っぱいものを食べると汗が止まりやすくなるということなのです。

梅干しには、汗の出過ぎを抑える効能があると言えます。
梅干しに使う塩をミネラルが豊富に含まれる天然の塩にすれば、汗を引き締めつつ、汗の中に出てしまうミネラル分も補えるので、汗をかいた後に、水を飲むなら梅干しも食べると良いことになります。

出過ぎる汗を引き締める梅干しの効能と、梅干しを使った夏のドリンクについてYouTubeを配信しています。
コチラからごらんください。


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