便秘は、痛風を加速させる

痛風発作の原因となる尿酸(プリン体)。
おしっこに捨てられるので、水分を多く取りましょうと言われます。


しかし、尿酸値のカギになっているのは、『うんち』です。

尿酸(プリン体)の多くは、うんちの中にも捨てられています。

正確には、うんちの中の胆汁酸の中に捨てられています。


便秘の状態では、うんちが長く大腸の中にいるため、うんちの中の胆汁酸が身体の中に吸収されてしまいます。

この時に、尿酸(プリン体)も一緒に吸収されてしまうのです。

すると、血液中に溢れ出た尿酸は、おしっこの中に捨てられようとするのですが、

おしっこの中に捨てられる量が決まっていて、許容量を超えてしまうと血液中の尿酸の濃度が高くなってしまいます。

タブついた尿酸は、結晶化して痛風発作を引き起こすのです。

痛風発作を予防するには、水分を多く摂るだけでなく、

食物繊維や乳酸菌をしっかり摂って便秘を予防することが大切です。

食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分かれます。

水溶性食物繊維は、

腸内細菌のエサ(特に善玉菌)になり

善玉菌の作り出した酸によって、腸に溜まったうんちが排泄されます。

不溶性食物繊維は、

直接うんちや尿酸(プリン体)を絡め取り、身体の外に排泄します。

乳酸菌を摂る事で、

自分の生まれ持った善玉菌を増やすことができるので、

便秘のない良い腸内環境を造る事ができます。

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