野生ラベンダー精油のこと
先日、大事なお友だちが5年ぶりに棘に来てくれました。
今はフランスに住む彼女、昨今の社会情勢もあり、なかなか帰国叶わず、
私もフランスにいつでも行けるわけではないので、また会える日がいったいいつ叶うのかななんて思っていたら、思いがけず。
帰国中の貴重な日程の中、新しい棘にどうしても来ておきたくてと言ってくれて。
そして、移転のお祝いにと南フランスの貴重な野生ラベンダー精油をくれました。
思いがけない喜びとともに、手渡された野生ラベンダーの香りは驚くほどまろやかで豊かな香り。
この精油がここにあるうちに来られるタイミングの方は、これを必要として呼ばれてくる方もいるのかもと、
講座やトリートメントやいろんなタイミングでたくさんの方に香っていただいています。
そこで感じた野生ラベンダーの力についてちょっと書いておきたいなと思いました。
ラベンダーが自生するところはとても過酷な場所です。標高が高く、岩地で、雨も極端に少ないような。
そんなところのラベンダーはさぞかしおりゃー!なパワフルな香りなのかと思いきや!
本当に静かでまろやかで上品な優しい香りなのです。
優しいと言っても弱いとは違い、
圧倒的に包まれて、どこにいってもラベンダーの色の中といった確かさがある。
この香りをいろんな方に香ってもらったわけですが、その反応はさまざまで、それが本当に面白い。
え、なんですかこの香りは他と全然違う…と驚いて魅了される方もあれば、
まったく引っかからない方もある。
誰かにとってはとてもいいだろうというのはわかるけど、今の自分にははっきりと違うのが分かる。という方。
それらから私が感じたことは、
この香りは天の香りとでも言うのかな、
現実世界側の人間に働く香りじゃないのだろうということ。
人は見えてる現実世界を生きてるけど、見えない理解もできない何世界?と言ったらいいか分からないけど、何か指令を受けて何かやってる世界も同時に生きていて、
現実世界でたとえば方向性に違和感を感じたり、
休みたいと思ったりしてる時は、
そのもう一つの世界に入って確認というか一致というかしておきたいと思っている時なのだろうと思うのです。
そしてもう一つの世界で(無意識下でだけど)確認したことを進めるのはやっぱり現実世界でしかないから、現実世界にフォーカスを戻し、決めて進んでゆく。
これを細かくも大きくも繰り返しているのだと思うのですが、
その切り替えはそんなに自由自在にできるわけではなく、半分は意図して切り替えようとするけど、半分はあちら側が入口に誘ってくれたりする。
植物は当たり前に両方の世界に足を置いていて、
だからどんな植物もその切り替えの助けになってくれるのだけど、
このラベンダーという植物はちょっと凄すぎ。
現実世界どっぷりの人にグッと入り込んでちゃんと掴んで、それであちら側のエッセンスを届けてくれる。その正確さやスピード感。
有能… 有能すぎる… 何者なのか…
という気持ちにいつもなります。
下界(?)で栽培されてるラベンダーは、全く見失ってる人間を掴むのに刺激と勢いが強くないとなのだろうけど、
高いお山の上のラベンダーはむしろ優雅。
そんな、まずは両手で挟んでこっち向かさなければ気が付かない生き物がいるだなんて全然思ったこともないとばかりに、
いきなりあちら世界の気配をもう放ってる。
そんな感じがするのです。
このラベンダーがとても響く人というのは、
タイミングが今それを求めている。
もうそっち向いて準備できてるから、純粋なそれだけを欲しいと思ってる方、でも自分ではいまいち分からないという方。
そんな方はあぁこんな天国みたいな香りがあるのね〜信じられない〜となる。
だって天国みたいなところで生きてるラベンダーだもの。そこここでは出会えない。
精油だからこそ出会えること。
対して、今は響かないとおっしゃる方、
この方達は、
こちら側とあちら側の行き来が自力でできる状態にある方、
またはあちら側を何か今掴んでいて、現実世界でそれを落とし込んでいくぞ!と現実の方向きになってる方。
それらの方にはいまは必要ないのだと思います。
ラベンダーは本当に香りがさまざま。
お庭で育ててる方も多く、たくさんの場所で咲いている。
お山の野生がよくて暑い名古屋での栽培のはダメということでもなく、
都会で暮らす人には都会で暮らす理由があって、
その暮らしや取り組んでいることの助けへの段階的なバリエーション。
人が現実世界とあっち側とを行ったり来たりするから、
その段階においてそれぞれの助けに分かれている。
そう考えてみたら、知らないうちに各所に配置されていて、
なんてありがたい。
あぁすごいなぁ。
いまあちこちでいろんなラベンダーが咲いてきてますね。
ぜひそんな視点で見てみてください。
スーパー有能天国存在のラベンダーさんを🪻
と、
勝手な感想と分析でした。
棘でぜひこの貴重な香り、味わってみてくださいね。
そしてどんな感覚がするかぜひおしゃべりして、さらなる理解を一緒に深めたいです。
天の旅にでましょう〜!
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