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屋久島の水①

1985年に環境省が「名水百選」を選んだのに続き、2008年7月「北海道洞爺湖サミット」が開かれ、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に「平成の名水百選」に「屋久島宮之浦岳流水」が選定されました。

屋久島はひと月に35日雨が降ると言われる程で年間降水量5000mmを超えます。樹齢千年を超える”屋久杉”や”原生林”に覆われた巌々とした河川には豊富な水量があり、沢山の川とや滝、至るところで様々な湧水が見られます。
宮之浦岳は島の中央に位置し、殆どの川は宮之浦岳から流れていることから、島の水全てが「屋久島宮之浦岳流水」とされています。

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屋久島の雨は春先から梅雨にかけての降雨は多く、 夏や秋は台風が来なければ比較的降雨量も少なくなっていますが、1mm以上の降水がある日数は低地で年間170日もあり、2日に1度は雨が降ることになります。

1993年8月、当時、屋久島の2つの町(上屋久町・屋久町)の町議会は歴史的経緯を踏まえて、住民総意のもと、屋久島の貴重な自然を生かした地域づくりとそれを保全することを目標とした「屋久島憲章」を制定しました。
同年12月に屋久島が日本ではじめて「世界自然遺産」として登録されました。

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わたくしたちは島づくりの指標として、いつでもどこでもおいしい水が飲め、人々が感動を得られるような、水環境の保全と創造に努め、そのことによって屋久島の価値を問いつづけます。

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