見出し画像

#果実でめぐる島のいちねん 11月

皆さまこんにちは
またもや駆け込みで
11月編を書いております 笑

いやいや、そんなふうに日々追われて
過ごしていたらあっという間に
12月、年末、2022年終わってしまうーーーっ

そんな秋がいつの間にか来ていて
10月の記事を滑り込ませた後、11月編は
すぐに取り掛かろう!と
おもっていましたが…

ワタシが描きたい題材のフルーツが見当たらない…
いつもココに実がなっていたんだけどなーーー
今年もタイミング逃したのかなー?
それとも猿に先越されたかなーーー?

なんて思いながら毎日チェックしていたら
あれよあれよと月末やっ‼︎
やばいやばい、またいつものパターンになっちゃう

ということで
木に成っているモノは見つけられませんでしたが

今年はなぜか9月に知人の方が庭の木の上の方に
たわわわわわわわわに実ってる実がありますよー!
とのことで、お裾分けをいただきました
それがコチラです

これは皆さん誰もがみたことあるフルーツではなかろうか?

いま、皆さん「なんだキウイかー?」って思いませんでしたか?

チッチッチッ
コレはねキウイじゃないの〜

「サルナシ」っていう、まぁキウイの仲間です
私はキウイの赤ちゃんと呼んでる 笑

このフルーツ、島に来て数年経った頃知り合ったお母さん友達が
サルナシの焼酎漬けとやらを作るのに
サルナシを探していた

なにそれ?

サルナシっていう実があってなー
シロップとかにして飲んだら美味しいねーん(この時は焼酎漬けが美味しい‼︎と)

ほほぅ
そんな実があるんだー?
ヘェ〜
美味しいって聞いたら
そりゃもう食いしん坊は
じっとはしてられませんよ

休みの日に娘を助手席に乗せ道をキョロキョロ
ちょっと聞いてたところを見に行ったら

あああああああっ‼︎
コレか⁈

小さな小さなキウイの産毛みたいなのがない
ツルッとした表面だけど
カタチはミニミニキウイがぶら下がってる〜
たくさんぶら下がってる〜

高枝切りハサミでつかんでは
娘に渡し、袋に入れてもらうという
お手伝いをしてもらいつつ
楽しく採っていたら

そこを通りかかった地元のバイクに乗ったおじさまが

なにしとるーーーっ⁈と聞くので

はっ、怒られるのか?と思いつつ
恐る恐る
サルナシをとってるのーと言ったら

『うんべ』かっ!?と

へっ???

うんべ?

別名というか地元の方はこうとも言うみたいです

そのおじさんにあっちにもあるぞーって
教えてもらいながら
数年は採ったり出来てたのですが

ココ最近はめっきり実がなってるのを見ていません
白い花も咲くのでチェックしているのですがなかなかなんです

そんな私の中での11月頃の果物は
この「うんべ」だったのですが
なぜか今年9月にいただけた時に
こんなに早かった?
アレ?
11月の記事に書こうと思っていたのにおかしいなー?
私の記憶違いかなー?
かけないじゃん!
と、思っていたら

最近植物に詳しいと言う方に伺ったところ
野生なら11月くらいに実がなる←私の記憶は間違ってなかった‼︎

じゃあなぜ9月?

それはきっと園芸種で育ったやつではないか⁉︎という事です

なるほどなるほど‼︎
地球温暖化で気候がおかしくなっているので
果物の実りも狂ったのかと思ってたら
そうじゃなさそうでひと安心です

しかし、私のみていた「うんべ」の木。
さほど大きくなかったから周りの樹木の勢いに負けて枯渇しちゃったのかなぁ〜

そんなことと重なるように
その「うんべ」か!と言われたおじさまも、とんと見なくなってしまった…
(以前はよくバイクで荷台に籠をつけて県道をウロウロしていたのです)

もしやあのおじさまは
「うんべ」の精霊だったのかなぁ〜

そんな貴重なサルナシを今年は
シロップにしました
まだ漬けて約2カ月ですが
美味しいです

食べる時は熟したやつじゃないと
固くて酸っぱいのですが
こうやって砂糖漬けにするなら
硬い方が加工しやすいです♪

熟したものはまさにキウイの味ですよ

もう十分飲めますが
私はもう少し寝かせようと思います

屋久島に住まなければ
ワタシのフルーツレパートリーの認知は
ごくごく一般的なスーパーに並ぶ果物だけだったと思いますが

ココ屋久島では
ホント、様々なフルーツがなっています‼︎

季節を代表しなくても
脇役的なフルーツもあるんですよ♪

来月は1年の締めくくり
では皆さままた来月お会いしましょっ

編集部注)「ウンベ」は、アケビ科ムベ属の植物、「サルナシ」と同じ、秋のつる性果物なので、おじさんが見間違えたのかもしれません。

............
内山チエ
こんにちは、この度この場で 島の果物について書かせていただくこととなりました、島の北部に位置する志戸子という集落で「kiina」という小さなカフェを営んでおります、チエと申します。
ボキャブラリーも文章力もないワタクシにこの様な白羽の矢がぐさりと刺さり、もっと素晴らしい方に矢を打ち直しませんか? と提案致しましたが、「いやいや、いつもの感じで大丈夫だから〜」といっていただき、そしてさらに、心強いみかこ編集長が添削してくれるとのことでしたので、新たな挑戦してみますか! と、抜きかけた矢をまた自ら刺し戻しました‼︎
拙い文章かとは思いますが これから1年間よろしくおねがいします。
https://www.facebook.com/kiina117